舟を編む(上)

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舟を編む(上)

  • ISBN:9784063809329

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内容説明

玄武書房・第一営業部に勤める馬締光也は、言葉に対する鋭い感覚を買われ、辞書編集部に迎え入れられる。新しい辞書『大渡海』の完成を目指し、言葉という絆でつながった人々とともに、馬締は辞書の世界へ没頭してゆく――。本屋大賞受賞の大ベストセラー小説、待望のコミカライズ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

greenish 🌿

69
単行本で初読、映画を観て、文庫本で再読。アニメは観てないけど、kindleにてコミック読了。このコミカライズもいいね♪ 雲田はるこさんの人物造形や描写は、原作を読んだ時の感動・感慨を損なうことなく愉しめる。特に馬締くん・西岡くんの、自己の内面と葛藤してる描写は、まるで航海中に遭難し暗い海底でもがく恐怖にも似て、胸に迫るものがあった。下巻が待ち遠しいけど、もっとたっぷり描いて欲しかったなぁ…。 雲田さんの『元禄落語心中』ファンなので、八雲師匠・与太・小夏・松田さんたちを脳内に投影しちゃって困ったわ!笑2017/07/18

吉田あや

67
辞書とは茫漠とした広大な言葉の海を渡るために編まれる舟。無数とも思える程の言葉の用例を採取し、その意味を他の言葉を用いて的確に説明し、分類し、整理する。果てしないその繰り返しと積み重ねで編まれる立派な舟が完成するまでには、想像を遥かに超えた大変さがあることを教えてくれた原作が、雲田さんの手によって実体化していくのが嬉しい。言葉を知っていても体験なくしては正しく理解できず、十全に自分のものにはならない。確かに経験と共に言葉はその実態を伴い体内に落ちてくる。雲田さんのコミカライズで読めて本当に幸せ。2020/01/11

まろんぱぱ♪ 

66
さすが、雲田はるこ先生、あの原作の独特の雰囲気が綺麗に表現され、独自のモノに昇華されています。馬締と香具矢の恋物語も綺麗に爽やかに、そしてちょっと艶かしくて。馬締の失恋の慟哭(笑)が良い‼「どんなに深く濃い黒であっても、いまの気持ちを塗りつぶすことはできそうにない」どんだけ辞書屋なんだか(笑)で、コミカライズの中でも光るのが西岡、原作にもない、アニメにもなかった本音?な彼がいます。誇り高き西岡の後半の活躍が、下巻でどう描かれるのか楽しみです。2017/07/11

honoka

42
原作既読。映画も良かった。雲田さんのコミカライズじゃ平積みスルーできないよ。原作に忠実かつ想像力豊かにやってのける雲田さんに脱帽。2017/07/08

momogaga

38
レンタル。原作、映画を手にする前に読んでしまいました。辞書作りがラブストーリと絡むとは。脇役の西岡君に好感が持てました。サボり屋で、お調子者。やっぱり正反対の性格に惹かれてしまいます。2018/09/10

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