柳田国男の故郷七十年

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柳田国男の故郷七十年

  • 著者名:柳田国男/石井正己
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • PHP研究所(2015/04発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569821061

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内容説明

稀代の民俗学者・柳田国男の著作のなかでも隠れた名著といわれ、小林秀雄も度々取り上げている口承自伝『故郷七十年』。いまは手に入りづらい同書から、読みやすく面白い話をより抜き、手に取りやすいボリュームに再編集して復刊します。収録作品には、観察力・感受性に秀でた少年期の体験談(「幼時の読書」「ある神秘な暗示」「神隠し」「嫁盗み」など)から、作家や評論家との交友録(「?外に知らる」「泉鏡花」「藤村の詩「椰子の実」」「南方熊楠先生のこと」など)まで、多彩な登場人物とエピソードが語られています。さらに、他に類を見ない柳田国男の学問は一体どのようにして生まれたのか、その起源をかいまみることのできる話が満載です。柳田国男の目を通して語られる日本は、現代を生きる私たちにとって、神秘的でどこか懐かしさを帯びています。『遠野物語』を読んで関心をもった方にとっても、柳田国男の入門書としておすすめの一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

15
NHK朗読で聴いていて面白かったので読んでみた。神戸新聞に連載された聞き書きが元になっているので、けっこう記憶違いや正確じゃないところもある。また柳田国男の保守的な面も出ていて沖縄に対する日本と同じとする(琉球を国としない)記述とかあるのだが、全体的に明治の文豪との交友録や民俗学の興味についての問いとか学ぶべきことは多い。柳田民俗学(文学)の入門書として読みやすく興味を持てる本だった。以下https://note.com/aoyadokari/n/n7354a6f965bb2021/10/11

暗頭明

3
始から読み進め、本編が終わって編者のあとがき(?)に至る。「読みやすく再編集して復刊」ということは承知していたが「本書は、新しい時代を創る若い読者に向けた柳田国男の入門書として編集することを考え、半分程度に抄録した」とある。半分程度 !? 驚きであり、実際のところそんなことでは困る。『故郷七十年拾遺』もあるようだから、全集を見つけて読み直すしかあるまい。ちなみにちくま文庫版全集には収録されていない(全く解せないし、不便なこと甚だしい)。2014/11/14

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