内容説明
ある日ユタカは、気がつくと独立戦争を画策するエルフ達の会議の中にいた。ヒト同士の大戦が終了した今、祖国を奪還すべく立ち上がったのだ。しかし、彼らには軍隊とよべるようなものはなく、武器も兵力もなかった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪風のねこ@(=´ω`=)
25
レッドサンブラッククロス、皇国の守護者、地球連邦の興亡の雰囲気がありますが、相変わらず御大は好き放題状況を進めてくれる…というのが最初の印象。ただウォーシミュレーションゲームを開発し、多くの書籍より裏付けされた独自の戦争理論に基づいている為、テーマはしっかりしていると思う。戦闘を嫌う民族が強大な帝国に立ち向かう独立戦争を描いている為、燃(萌)えるものがあるが、その劣勢ぶりをどうひっくり返すが見物である。エルフィナの持つテレパシーに似た能力で通信と戦隊統制に優位するのかなーと思いつつ(続く)2015/09/13
しまふくろう
17
表紙が可愛くて購入。挿絵も良かった。 物語は主人公が複雑な境遇のエルフ達と共に戦う話。この巻はまだ序章という感じで、世界観やエルフの事情の説明が主だった。 巻末の参考資料がなかなか物騒で、この先どうなるのか分からないのが面白い。2019/09/28
cavalier0201
10
相変わらずピンクとオリーブドラブの迷彩柄な内容は、「皇国~」以降の定番でありある意味安心。しかもラノベという事で思わず「センセ楽しそうですね(棒)」と呟きたくなるくらい、好き放題な展開について行くのに難を感じる辺り、自分の年を感じないでもなかったり。しかし大ちゃん先生、本当はストーリーとかどうでも良くて、ただただ自分が論じたい内容を好きな状況に当てはめて書き連ねたいだけなんでは、と改めて感じた次第。なお自分はそれが好きで読んでるの批判ではないです。ということで下巻はまたその内。2015/05/12
sibasiba
8
どうせ続きでないだろと思って後回しにしていたが読み出すとやっぱ面白い。被差別側のエルフの戦いに向いてなさや「そう振る舞っている」だけと括弧付きにしている愛すべき哀れで不自然な存在とか過去作品のアレコレを思い出す。と言うか豪屋大介『A君(17)の戦争』のリメイクみたいなもんじゃないか。古いヲタ特有の自虐的露悪的な罵倒とあからさま過ぎる現代日本風刺とか別ペンネームという建前はどーした。戦車が木製の車体に陶製の砲身、小鳥のさえずりが響き花の香り漂うエンジンとか妙にリリカルで笑える。2016/12/02
Dash-Checker
6
プロローグを除き、佐藤節は少なめ。どっちかというとA君17歳のような成分多し(別作家だけどw)。展開が遅すぎるのがムムムな感じ。現状でエルフがあんまり魅力的に感じない。下巻に着手しよう2017/02/16