フラワーコミックス 恋する言の葉

著者名：田村ことゆ【著】

小学館（2015/04発売）

• ISBN：9784091368089

内容説明

大好きな幼なじみ・一輝に告白されたけれど、恥ずかしくて素直になれなかった香留。一輝に彼女ができたことを知って後悔するけれど・・・？抑えられない恋心や相手に想いが届かない苦しさ―――今も昔も変わらない「心」を和歌にのせて描く、珠玉のよみきり集！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[蝶よ花You]

やっぱり日本語程綺麗で奥が深く、解釈しだいで多様に変化できる言葉って無いと思う。そう思わせてくれる、とても言葉を大事に扱った作品。和歌を軸に6つの物語が語られますが、馴染みやすいように現代風にアレンジされている。でも、一つ一つの和歌を大切に丁寧に解釈されています。とても素敵な言の葉に溢れた作品ですが、そんなたくさんの素敵な言の葉達に囲まれても尚、二作目の彼の台詞「かわいーな　どうした？」に心掴まれてしまうのは、乙女の運命（さだめ）か（笑）

2015/02/11

[あさらん]

万葉集の恋歌をとりあげたオムニバス。後半は同じ登場人物が出てくる連作になっている。どうせなら全編つながるようにすればいいのに。lastvolumeの「万葉集版リア充爆発しろって感じ？」にそんな解釈でいいの！？と笑ってしまった。

2015/01/31

[にゃんまげこ]

万葉集になぞられた話で、とても楽しめました。どの話も可愛かったので、時系列が分かりにくかったのがもったいない。けど、他の作品も読んでみようと思います♪

2016/12/06

[御崎歩生@漫画依存症]

日本語って、和歌って素敵だなあと思った。 こういう作品を読むと、ちゃんと古典や古文やっておけばよかったなーとか思う。 情緒ある表現とか、きれいな日本語や表現が短い文章に凝縮されてる時代なんじゃないかと思うから。

2015/02/12

[りぷれ＠灯れ松明の火]

万葉集の歌を下敷きにした学園オムニバス。今の少女まんがと万葉集って合うのかなあとちょっと不安だったけど、どの話も可愛くて予想以上に楽しめました。歌を好きに解釈して楽しむってのはいいなあ。日本語って素敵だなと再確認。最終話のリア充爆発しろは、確かにその通り！

2015/06/06