内容説明
カウンセリングは、生きている人と直接関わるので、どうしても「人とは何か」「人生とは何か」などについて考えてゆかざるを得ない。カウンセラーとして成長し、世界を広げてゆくために、「家族関係」「ユング心理学から見た禅体験」「カウンセリングにおける男性と女性」「児童文学」「『生きる』ということ」など、さまざまな切り口からカウンセリングを考える。本書は同名の書籍の文庫版を電子化したもので、巻末解説は、「三田文学」編集長・評論家の若松英輔氏。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
22
やっと読めたが、再度、読み出すと早かった。男性と女性の章では、「とりかえばや」平安時代の男女入れ替わり物語を知った。児童文学の章では、「だれが君を殺したのか」など読んでみたい本に出会えた。下巻は、カウンセリング、心理学を知るにはいろいろなことを知る必要があることがわかった。最後の章は、「思秋期」45歳ぐらい、子育てなどが一段落し、夫婦で話をしなくてはいけない時期にくる。これが難しい。我が家もこの時期に入り始めている。長生きもするようになり、夫婦で話をする、思秋期を乗り越えること大事なようです。2017/02/05
ちーたん
11
本当に河合先生にお会いしたかったと思います。2016/07/09
Hiroyuki Okumura
1
児童文学の話、勉強になった。読んでみよ。2015/03/31