内容説明
伊神一武、拝郷長行、一色真文は無実だった。罠に落ち刑務所に収容されたのだ。火事に乗じて闇に逃れた三人と、共に逃走した九能五郎の四人の男たちは八甲田山中で夜を明かす。1200時間後、鹿児島にある未来の扉の前で落ち合うことを約束して別れた。しかし全てを仕組んで謎の男は伊神にドール、拝郷にオオカミ、一色にリカオンとコード・ネームを付け、殺し屋・人喰いを放つ。列島を縦断する壮絶なサバイバルゲームの幕が切って落とされたのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
28
両河の目的がわからないため無駄に殺しあっているみたいになり、まだ盛り上がりに欠けています。下巻に期待します。2023/01/13
おしょも
2
西村さん、初読み。驚くぐらいつまらなかった。でも、多作の作家さんなんですよね?この本の魅力って?2016/08/12
さるたろ
1
――この男は、ただ者ではない。2013/10/09
たくぞう
0
再読。衰えが明らかになってきた時期の作品。当時はこの作品で西村寿行が復活したと狂喜したのだが…。荒唐無稽は西村寿行に限って褒め言葉にしかなり得ない。2021/07/27