内容説明
青森の刑務所を脱走した四人の男たちは、鹿児島にある未来の扉を目指していた。だが、それは苛酷をきわめる凄絶な旅だった。伊神、拝郷、一色は、孤立無援の闘いを覚悟していたが、黒幕〈両河〉の放った人喰いを始めとする追跡者によって窮地に立たされるが、その度に九能に助けられた。そして、遂に〈両河〉は九能に“学歴のない犬”というコード・ネームをつけた――。男たちの明日なき闘いと友情を通して、生と自由の尊厳を高らかに謳い上げる、西村ハード・ロマンの記念碑的作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
24
最後まで相手側がなぜここまで自信満々なのかわからなかったです。また敵がどんどん弱くなっていったように感じました。2023/01/13
おしょも
3
本の感想は好みがありますよね、私はホントにダメでした。最後まで読もうと頑張ったけど無理。2016/08/12
さるたろ
0
―だれもかれも、行っちまった。2012/11/16
たくぞう
0
再読。西村寿行の最後期の力作。最盛期の作品と比べてはいけません。2021/07/30
