内容説明
亡き娘、小菊の訪れた足跡を辿る秋葉文七。文七は、紀州路に入って、小菊の事故死の真相に近づきつつあった。しかし、事故の背景には異験力をもつ紊鬼一族と、国家機関との果てしない闘いの歴史があった。娘の仇を討とうとする文七を襲う何者かの影! 文七は怒りを感じつつ、恬淡として迎え撃つのであった……。叙情あふれる名作「垰」シリーズ、いよいよ波乱の終局へ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さんつきくん
3
秋葉文七の娘・小菊の死の真相に迫る垰シリーズ完結編。今まで戦ってきた相手が仲間になり、今度は陰謀渦巻く国家との戦いに挑む。小菊は国の特務機関に殺されたと言うのだ。小菊は何を知ってしまったのか。文七は小菊の仇を討てるか。エロ、アクション、バトルの痛快エンタメ小説でした。色々な性の形が描写されてて、夫婦交換とか、60過ぎの男性と14歳ぐらいの少女が恋仲になるとか、本当かなと思ったり。乱交の儀式をする、富士の樹海の阿吽道のそれも本当かなって思わせたり。ミダレ鬼の後継者が誕生したのは良かった。2023/03/20
つちのこ
0
1985年頃読了