内容説明
秋葉文七、四十八歳。妻を早く亡くし、一人娘・小菊までも事故で喪った彼は、ふと旅への郷愁にかられ、生前、小菊が辿った峠路をめぐるため強力ジープで出発した。道中、猿と戯れる娘との出会い。古き因襲の残る山村での不思議な出来事……。その一方で、文七のジープはなぜか何者かによって襲撃されるのだった。文七の波乱の彷徨はどこまでも続く……。伝説の峠路を舞台に、亡き娘への思いを謳い上げ、道を拒む者たちと闘う男の世界を描き上げた、叙情あふれるサスペンス・ロマンの傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さんつきくん
2
40年以上前に発表された、東日本を舞台にしたアクションバトル小説。章ごとに舞台が変わり、描かれる土地土地の風習が印象に残る。連作短編集ともとれる。どこまでノンフィクションでどこからがフィクションなのか解らないのもポイント。でも、昔の日本の地方って、こんな感じだったんだろうなと思わせる内容。姥捨山とか隠れキリシタンの話なんか特に。主人公の秋葉は亡くなった娘が生前、旅していた土地を訪ねていた。屈強のジープで駆けていた。やがて、何者かに追われることとなる。そこまでする?と思わせる描写は小説がなせる技である。2023/03/04
つちのこ
0
角川文庫版。1984年頃読了
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