内容説明
闇魔法によって負傷してしまった水明は、行方をくらましたリリアナの捜索を開始する。
このまま彼女が闇魔法を使い続ければ、体を蝕まれて廃人同然になってしまう。
だが、その捜索の前に立ちはだかるグラツィエラ。水明は怪我をおしての戦いを余儀なくされてしまう。
リリアナはどうして帝国で騒動を起こしたのか？ その謎を追いかけるうちに、水明は旅路を別にしていた黎二と再会する。
帝国騒動の真犯人を見つけるため、水明は黎二と協力し事件解明を目指す――。
異世界魔法と現代魔術が交錯する異世界ファンタジー、陰晴分かつ第４巻！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
29
自分の前から逃げ去ったリリアナを捜索する水明たちの前にグラツィエラが立ちはだかり…な話。今回は挿絵が無いからか読むのメチャクチャ疲れました。やっぱり説明文が多い作品はどこかで休憩できる部分が無いとしんどいですね。内容としては4巻はバトル盛りだくさんで様々な人物との戦闘が読めるのが見どころでしょうか。あと水明に懐いてからのリリアナが犯罪級に可愛い。ラストで謎の黒幕集団的なものが現れたりと、物語的にはここからが本番って感じがしたので今後が楽しみです。次巻も期待。2015/06/08
よっち
27
闇魔法による負傷を抱えたままリリアナを救おうと動き出す水明と、勇者を従えリリアナを捕まえようとするグラツィエラ。そんな対立構図の中で黎二と再会する第四弾。わりと難しい状況からスタートした今回でしたけど、だからこそ再び出会った黎二たちの協力はやはり大きかったですね。彼らも加わり成長するキャラたちの魅力を上手く引き出した熱い戦いの連続はとても良かったです。水明の周囲には懐いている魅力的な女の子たちが着実に増えていて今後が気になりますが、様々な思惑が入り乱れ謎の人物が最後に現れた中での新展開楽しみにしています。2015/10/14
こも 旧柏バカ一代
24
友人の勇者達と合流して帝国の皇女と別の勇者とバトル。なんか裏で動いてる連中が居るようだ。2020/08/12
磁石
12
相変わらず理路整然と我が道を征くすいメー先生。そうしなければならん理屈も情熱もわかるが、どうも始まりで黎二たちと別れなければならないワケには首を傾げざるを得ない。言い分はわかるが、見限った／見捨てたことには変わらない。素直に謝りゃいいのに、無視して論破しようとするから喧嘩になる。改心したものの、いただけなかった不始末を繋げようとこんがらがっている気がする。もしかすると、だからこそ親友たちに正体を隠しているのか。2017/02/25
まるぼろ
12
さて今巻はリリアナ編完結。今巻から｢小説家になろう｣を追い越して文庫の方が先に物語を読めるように。前巻にて逃亡者となったリリアナを捜索しようとする水明達の前にグラツィエラが立ちはだかるが…と言うお話。今巻は随所に様々なバトルが勃発して読み応えは十分でした。ホントに何でこの世界に勇者が必要なんだろう…ｗ 水明が戦うティータニア戦やラストでの戦いも良かったですが、メニアが水明のアドバイスを受けての魔術戦デビューも果たしたのが個人的に良かったかな…と。この世界での謎や黒幕に付いても色々と出始めて次巻も期待です。2015/04/09
