内容説明
黎二たちと別れ、王都メテールに降り立った八鍵水明。冒険者ギルドに向かった彼は、精霊の力を扱うレフィール・グラキスという女剣士に出会う。水明はネルフェリア帝国に向かうため、彼女と共に帝国へ向かう商隊の護衛任務を受ける。順調に進むかと思われた任務だが、突如として一万を超える魔族と、北方の国ノーシアスを滅ぼした魔将・ラジャスが立ちはだかる。一方、黎二たちもまた、魔族との熾烈な戦いを繰り広げていた――。
遂に牙をむく異世界の魔族、召喚された者達の運命は――！
異世界魔法と現代魔術が交錯する異世界ファンタジー、緊迫の第２巻！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
36
黎二たちと別れ、冒険者ギルドに向かった水明は謎の多い女剣士レフィールと出会う…な話。1巻で挫折した時にも思ったけど、やっぱり地の文がくどいですね。せっかく物語のテンポが良くなったんだから、もう少し説明は控えた方がよろしいかと。異世界の魔法の違いを説明したいのは分かるんだけど、それを戦闘シーンにまで持ってこられるのは正直ツラいです。最後にレフィールがまさかの幼女化したり、勇者の行方だったりと気になる要素は多いので次巻に期待かな。2015/06/07
よっち
28
冒険者ギルドで女剣士レフィールと出会った水明が、ネルフェリア帝国に向かうため、彼女と共に帝国へ向かう商隊護衛任務を受ける第二弾。この世界のことは本で読んだ知識くらいしかない水明は世間知らずというか、試行錯誤の連続。そんな状況で訳ありのレフィールと行動を共にすることになりましたけど、勇者に関わる思惑に巻き込まれたりする苦しい展開、何とかしようとするレフィールを目の前にして、水明が覚悟するまでの逡巡が分かるんですけどちょっとだけ気になりました。全体としてはこれから良くなりそうな気配もなくはないので次巻に期待。2015/10/13
こも 零細企業営業
24
この巻は、表紙の赤髪の女性がヒロインか？巨大な剣を振り回す剣士。でも情緒不安定。。そして、主人公の魔術は魔族には効かないオマケ付き。最後は調べて改良して1万人の魔族と魔将軍を倒すほど強烈になるが、、、なんか釈然としないwもうちょい弱くてもよくね？2020/07/31
晦夢
22
黎二たちと別れ王都の冒険者ギルドに向かった水明。そこで出会ったレフィールと共に帝国へと向かう商隊の護衛任務を行うことになる。1巻とは少し趣が変わったように思った。この世界魔法と元の世界魔術の違いがドンドンと明らかになって来て、魔族にイマイチ効きにくい魔術に水明は困惑する。俺TUEEE色は少し薄れ、レフィールとの交流で自分を見つめなおす水明。水明がこんなに熱いバトルをするとは思わなかった。魔術の考察も進み面白い。次巻も非常に楽しみ。2015/04/13
磁石
17
魔術師・八鍵水明、ようやく立つ。無意識にも／言い訳しながらも避け続けてきた、魔族との対決／この異世界を救うという難行／魔術師を志したとき胸に秘めたはずの理想。過去の罪と呪いに苦しめられながらも戦う少女を見て、ようやくソレを思い出した／思い出せた。救われない奴なんて誰もいない／あるはずがない。だからあとはもう、突っ走るだけ。どれだけの障害が立ちふさがろうとも、そのために学んだ神秘であり託された祈りなんだから……。これはもう、先に行った勇者御一行と合流するしかない。2016/04/30
