内容説明
父の名代としてニール卿の結婚式に出向いたガレスはその道中、正体の知れぬ賊の一団の襲撃を受け、傷を負う。ようやくニール卿の城に到着すると、彼は何者かに殺されていた。どういうことだ? 犯人を突きとめなければ。そう決意したものの、傷のせいで昏睡状態に陥り、地元の金細工師の家で看護を受ける身となる。世話をしてくれたのは、金細工師の孫娘アリ。死んだニール卿の花嫁となるはずだった美しい娘だ。一度目の結婚で煮え湯を飲まされたガレスは、美女には懲りていた。この娘も亡き妻と同じで、美貌を武器にのし上がろうとしたのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
20
実の弟と彼を両てんびんにかけていた前妻のせいで女性不信の男子と、彫金の優れた技術を持つ女子の不器用なロマンス=中世もの=です。うへえ~この時代の女子に生まれないでよかった!と思う数々の史実。裸で床入りとか、勘弁!うっへえ~。2016/08/01
nayui
0
★★★☆☆
まるかず
0
前妻に裏切られたせいで、女性不信に陥り、笑顔をなくしてしまったガレス。家事などはまるでダメでも、金細工の腕前は天下一品の無邪気で明るいアリアナ。元気で明るく、負けん気の強いヒロインって、私は大好きです♪ そんな彼女に出会ったおかげで、ガレスは笑顔と女性を愛する気持ちを取り戻すのですが、家族の窮地とアリへの愛とで板挟みに遭ってしまいます。この苦悩を乗り越えて迎えるハッピーエンドは最高でした♪♪2010/11/11
こえん
0
ヒロインが×、行動が馬鹿すぎ…おてんばというより甘やかされた我儘娘にしか見えない。ヒーローってば前妻の仕打ちで女を見る目が歪んだのでは? ヒーローがあんなヒロインでも懸命に妻にしようとしてるってとこと、彼の家族のからみのみで何とか読み切った。2009/08/26
くろうさぎ
0
疑心暗鬼なヒーローです。2009/02/03