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内容説明
13歳のとき,江戸から帰航の途中漂流し,52日後にアメリカ船に救われて渡米した播磨の水夫彦蔵。見聞を広めて幕末の日本に帰国,実業界に活躍した男の生きた維新史。第1巻は,1863年,生麦事件と馬関戦争の時代まで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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5
1851年母を亡くした浜田彦太郎(のち彦蔵)は、13歳で船乗りとなる。江戸へ向かう途中で船は難破するが、アメリカの商船に見つけられて助かる。アメリカへ渡った彦蔵は、洗礼を受けアメリカの市民権を得る。数奇な運命を辿った幕末の日本人のこの自伝は、あまり知られていない。時代的にはジョン万次郎と同時代であり、咸臨丸を見送る歳に万次郎と会った記述もある。万次郎は口語はできたが、読み書きは苦手のようであった。それに比べると彦蔵は卒業こそしていないがアメリカで教育を受けていたため読み書きには不自由しなかったようだ。2013/05/03
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