内容説明
江戸の猫鳴小路にて、骨董商<おそろし屋>を営む謎めいた女主人のお縁と、用心棒で元お庭番の月岡。お縁の“先輩”おしかが買い求めた縁の欠けた盃には、“酒呑童子”と化してしまったある人物の、藤原道長に対する憎しみと皮肉が込められていた。お縁の秘められた過去も、おしかや店を訪れる客の話から徐々に明らかになっていくその矢先、第二の刺客「カマキリ半五郎」が襲い来る! 骨董から人の性を描くお江戸商売譚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
42
骨董から登場人物を語るのが面白い試みだと思いました。歴史上の人物も出てきますが極端な描き方のような気がします。2022/01/08
いつでも母さん
34
いや~風野作家引っ張りますね~まだ2巻目だからしょうがないのかなぁ。お縁さんのことがまだまだ?だし、今回は現代への繋がりも見えず・・しかし、『大石内蔵助の太鼓』は面白かった。3巻目も読むのだろうな私(笑)2015/04/22
ネムコ
30
正直、一巻ほどの食付きはなかった。けれど風野さんの、カーブに慣れさせたところでシュートやフォークを投げ込んでくる職人芸はさすが。お縁さんが知ってしまった秘密とは? 続いて三巻、ゆきまーす!2015/05/29
ううち
24
石川五右衛門の釜炒りにぞぞっときました。忠臣蔵のお話はこちらのが本当っぽい?お縁さんの謎が深まります。2015/08/10
ぽろん
18
お縁さん、何で命、狙われてるのかな?今回も解らず。五右衛門の釜や信長の茶筅等、本物なら凄い物ばかり持ってるお縁さんて、本当、何者ですか?謎解きは、三巻に持ち越し。2016/01/11
-
- 和書
- 現場痕