おやこっこ(下)

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おやこっこ(下)

  • 著者名:武田一義【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2015/03発売)
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  • ISBN:9784063545685

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内容説明

15年の時を経て動き出す父と子の物語。もう父とは関わりたくないと思っていた孝志は、父、危急の報を受け、15年ぶりの帰郷を果たす。変わり果てた父の姿を見て、様々な思いが込み上げてくる。そして、父・久志もまた息子に伝えたい思いを抱いていた…。不器用な父と子の物語はどんな結末を迎えるのか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いっちゃんず

24
淡々と語られてきた物語は、事故をきっかけにして心の救済に向かう。親の想い、子の想い、そして、妻の、母の想い。それぞれが伝わってきて、泣けた。作者は一時がん再発の疑いがあったとあとがきに書かれていた。健康に気をつけて、たくさんのすばらしい物語を描いて欲しい。2015/04/04

sonic

17
TSUTAYAレンタル。面白かった。表紙も好き。最後の出産シーンで、私も泣いた。事故絡めてくるあたり秀逸。振り返れば、上巻に伏線あったけど。お父さんの生い立ちとかが、詳しく描写されてないのが、それはそれでいいなーって思った。私は父親とか、よく分からないけど、それぞれの家庭に、それぞれの事情があって、でも、その中で人間って成長していくんだよねって、そう思った。2015/10/24

nyaoko

13
高校を出てから15年、父との関係を断然していた孝志の元に1本の電話が入る。酒に溺れていた父親が倒れ、危篤状態だと。孝志は妻と伴って故郷に帰る。その道すがら、思い出す辛い子供の頃の記憶と、病に侵されても何も変わらない父親に翻弄される現在が交錯する。ふーん、父と子のそういうのありがちな設定じゃん、なんて思わず読んでもらいたい。さよならタマちゃんも泣けましたが、この作品はラスト、涙涙でした。次回作も期待してるので、この作者さんにはもっともっと描いてもらいたいです。2015/03/27

イズアル

11
素敵な話でした。現実はそううまくいかないとは思いつつ、親子断絶→復活→同居→息子家庭は案の定崩壊離婚なんてストーリーじゃ救われないですもんね。立場上嫁の気持ちで考えてしまうのだけど、私だったら「同居しよう」なんて言えない。すごい懐の深い奥さんだ。だって、息子ですら関係を絶って何年も会っていない、家はごみ屋敷のアル中じいさんとずっと一緒だよ?それなのに覚悟してそっちから「同居」を口にしてくれた奥さんを怒鳴るなんて主人公ひどい!でも普通に幸せな家庭に育った奥さんに言われたからカチンとくる気持ちもわかるけど。2016/04/25

いまちゃん

11
久志も苦しかったんだな…。帰る場所も人もない状態は辛い。事故という最悪の形になってしまったけど、最期は温かな終わり方で思わず涙してしまいました。2015/04/08

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