内容説明
「歓ぶ」「惑う」「悲む」「買う」「喋る」「飾る」「知る」「占う」「働く」「歌う」日々の何気ない動作、感情の中にこそ生きる真実がひそんでいる。究極の「マイナス思考」からの再出発を提唱する著者が、そこから始まる新たな希望への有様を全て盛り込んだ、現代人必読の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ZEPPELIN
3
今回もテーマは四苦。病死というものが存在せず、全ての死が老衰であったら、ここまで死を恐れる世界だっただろうか。また、地獄という概念がなかったら、こんなに死後の心配をするだろうか。どちらもノーであると思う。つまり、死そのものより、怖いと思うのはその前後。死後のことが生きている人間に分かるわけがないし、大半の人間は病や事故の結果として亡くなるのだから、その病やケガに伴う痛みや苦しみの軽減を考えたほうが善い生ではないか。どの時代も、人間は無駄に恐怖を植え付けられているなと改めて思う2015/01/14
なつ
1
2章偲ぶ、3章熱く、12章生きる~あとがきにかえて~、がとても良かったです。どれも自分のこととして重ね合わせられるエピソードがあったことを思い起こし、わたしに関わってくれた(くれている)身近に居てくれる人たちのことを思い出し、嬉しくなったり切なくなったり哀しくなったり後悔したり、しました。そんな風にきっと誰にとってもひとつふたつ「そうだったなー」とか「そうだよねー」とかふっと思える本ってやっぱり素敵素晴らしいなと、改めて実感できた五木さんの『生きる』シリーズ、でした。5巻共、読んで良かったです。2015/05/25
koba
0
★★☆☆☆
遼
0
心が癒された。2014/10/22
ナウラガー_2012
0
物事を長く続けるコツ→あんまり苦労してやらない事/アウシュビッツのような極限状態の中で生きのびる方法→日々の小さな美に感動できる、風景に見とれる、ちょっとした音楽に心惹かれる..といった人達が生き残った/胸腺:胸骨上部の後側にありメッシュ状の組織が心臓に乗るように存在する。子牛の胸腺はフランス料理の食材でリー・ド・ボー(Ris de veau)と呼。”最も老化の早い器官”と言われ、赤ん坊の時に成長していき10代の後半に最も大きくなり20代に委縮していき、その後脂肪化する組織で、免疫機能の中枢的役割を担う2014/10/03