内容説明
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昇任試験を受けず、ひたすら昆虫の研究にいそしむ村の駐在さん・向坊一美(むかいぼうかずみ)。人間と虫とのかかわりから事件を推理していく彼を、人は「昆虫巡査」と呼ぶ。物語は、九州・大分の温泉町天笠で美人霊能師のマネージャーが失踪したことに端を発する。捜索を依頼された昆虫巡査・向坊は、付近の虫や植物を手掛かりに行方を追うが……。蜻蛉(とんぼ)が群れ飛ぶ湯の里を舞台に、向坊の推理が冴え渡る昆虫巡査シリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
70
【昆虫巡査シリーズ】第2弾。今回も、車のライトに付いた虫の死骸から、その車の通った場所を特定したり、昆虫捜査のうんちくはとても楽しい。大分県の温泉郷で、霊能者として名高いレイラの相談会が開かれたが、レイラのマネージャー栗山が突然行方不明となる。昆虫巡査こと向坊とワトソン役の矢張が、栗山の足取りを追う中、博多の名家円城家の秘密を巡り、脅迫や殺人が発生する。犯人探しよりも、読者が推理すべき謎が隠されていて、前作よりもミステリ感は強い。しかも伏線ははっきりと描かれており、それでも見逃す可能性もある巧い構成だ。2021/12/18
へくとぱすかる
28
第1作とは打って変わって、本格ミステリとなりました。素封家の一族を巡っての殺人と、思わせぶりな謎。何よりも、あまりにも明白に提示されているのに、読み過ごしてしまった伏線。これはうまい。やられました。シリーズの最初からこの路線だと、もっと良かったなあ、と思わせる出来ですね。第3作も読んでみようと思います。向坊巡査のワトソン役、矢張双のキャラも定着したか。2016/10/04
4545
0
「蜉蝣渓谷」に続く昆虫巡査第2弾、前回よりボリュームアップ。なんだけど、うーん。ひねり過ぎかなぁ。イマイチ。2006/05/02
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