内容説明
美濃を征服した斎藤道三は義理の子義竜の反乱に倒れたが、自らの天下統一の夢を女婿織田信長に託していた。今川義元を奇襲して鋭鋒を示した信長は、義父道三の仇を打つべく、賢臣木下藤吉郎、竹中半兵衛の智略を得て美濃を攻略した。上洛を志す信長はさらに畿内制覇の準備工作を進めてゆく……。信長の革命的戦術と人間操縦、その強烈な野性を、智将明智光秀を配して描く怒濤編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
401
後半は信長篇。『信長記』をはじめ、信長の事績を伝えるものは多く、今もなお量産され続けていそうである。そうしたわけで、前半の斎藤道三に比べると驚きは少ない。司馬遼太郎としても、基本的には史実を踏まえて書いているのだから、こう資料が多くてはあまり大胆な書き方もできなかっただろう。ただ、桶狭間(正しくは田楽狭間)の戦いで今川義元に勝利した後は、電撃的に美濃をはじめ周縁を制圧し、京都に攻め上るような気がしていたが、さすがに信長、そのような短慮に走ることはなかったのである。また、美濃の稲葉城攻略にしても存外に⇒2026/01/26
ehirano1
216
戦国時代屈指のアンチ・ヒーローの庄九郎(=道三)が遂に逝き、なぜか読んでいる私の喪失感がハンパない。そして「魔王信長」がその精神的且つ実質的な後継者になっていく流れに落ち着かない時代の壮大且つ、必然的なロマンを感じます。一方で、これがまだ全ての序章にすぎないことは歴史の怖しさでもあるように思いました。2026/05/10
むーちゃん
199
道三→信長そして光秀。 さらにおもしろくなっていきそう。信長に使えた人はスゴイナー2017/06/10
ちび\\\\٩( 'ω' )و ////
173
美濃の国盗りを完成させた斎藤道三。しかし時は戦国。南境の尾張の織田信秀は、執拗に美濃を進撃していた。美濃の蝮。尾張の虎。互いの攻防は激戦を極め、いたずらに疲弊ばかりが続いた。蝮には敵わぬと信秀は、婚姻同盟を計る。斎藤は帰蝶姫。織田は吉法師を婿に。この婚姻政策が、後の戦国の世に一石を投じ、波紋が波紋を呼び大波紋を起こし、天下一統の大道の布石になろうとは、この時まだ誰も知らない。吉法師。元服名を信長。そして道三は息子義龍に討逆され、その思想は二人の弟子に残る。一人は信長。そしてもう一人は明智光秀という男に。2018/11/07
やっちゃん
163
前巻までの勢いどこへやらなすすべ無い道三。信長編と言いながらも光秀メインで大河ドラマ麒麟がくるに近い。道三よりも誠実な光秀が好きだなあ。闘える将軍足利義輝も良かった。2023/02/16




