新潮文庫<br> 国盗り物語(一)

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新潮文庫
国盗り物語(一)

  • 著者名:司馬遼太郎【著】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 新潮社(2015/03発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101152042

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内容説明

世は戦国の初頭。松波庄九郎は妙覚寺で「知恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取り、精力的かつ緻密な踏査によって、美濃ノ国を〈国盗り〉の拠点と定めた! 戦国の革命児斎藤道三が、一介の牢人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

429
全体は二部構成になっていて、後編は織田信長。そして、この前編は斎藤道三である。読む前は、なんとも意外な人選だと思ったが、読んでいるうちに妥当な気がしてきた。道三を選んだのは、まさに司馬遼太郎の慧眼であったかと。この道三だが、生涯に何度も名を改めている。もちろん、その度毎に出世していくのである。出自の怪しさも含めて、あるいは秀吉以上(以下と言うべきか)であるかもしれない。行動は逐一破天荒である。一方、その行動の背後にあるのは常に冷静沈着な思考と胆力とである。捨て子同然のところから身を起こし、今や美濃国⇒2026/01/21

ehirano1

228
十何年ぶりの再読ですが、前半にしてこの面白さよ。これはもはやロマンですらあるように思います。また、庄九郎(=道三)が大藪晴彦のハードボイルド作品に出て来る主人公みたいに見えるのは気のせいではないような。北方謙三さんが書いたらどうなるかな?なんてことを思いました。2026/05/09

むーちゃん

221
斎藤道三 アドレナリンびんびんの男という形容詞がぴったりかと。二巻に続きますがこれほど仕事が好きな人は珍しいし羨ましい 。2017/05/01

ちび\\\\٩( 'ω' )و ////

193
戦国時代の初頭。京の御所の一角に一人の乞食(こつじき)あり。妙覚寺で〈智恵第一の法蓮房〉と呼ばれたその男は「国主になりたいものだ」と発心して還俗した。京の油商の莫大な身代を乗っ取り、緻密な踏査によって美濃の国を国盗りの拠点に定めた。策謀に策謀を重ね、知略に智略を練り上げ、用意周到、その精力的かつ大胆な行動と、権謀術数の限りを尽くし、一介の牢人から身一つで美濃国(岐阜県)の大名になった、信長の正妻・帰蝶の父。梟雄・斎藤道三の波瀾万丈の壮大な国盗り物語。2018/10/30

yoshida

191
司馬遼太郎さんの戦国物は物語として心置きなく楽しめる。維新や明治の作品では司馬史観が入り、史実と物語を混同する可能性がある。時代が戦国ならば物語であり読物として純粋に楽しめる。京の学僧である法蓮房が還俗し、才知により京の豪商の身代を手に入れ、遂には美濃の守護大名の執事となる。一巻の終わりでの名は長井新九郎利政。後に美濃の蝮と呼ばれる斎藤道三である。仕える土岐頼芸の愛妾である深芳野を得るが、その胎内に宿る頼芸の子。後の斎藤義龍であり、斎藤道三の最後が見える。斎藤道三の梟雄としての魅力が存分に味わえる。痛快。2020/02/10

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