GA文庫<br> 未来/珈琲 彼女の恋。2

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GA文庫
未来/珈琲 彼女の恋。2

  • ISBN:9784797381344

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内容説明

「父さん、大変なのさ! お姉ちゃんがいなくなっちゃったんだよ!」 天井に広がる金色の燐光。それが明るさを失うと同時に、翠色の瞳を持つ女の子――鈴音が落ちてきた。今朝送り返したはずなのに。そう思う遼太郎だが、鈴音は再び現れた。下着一枚という、あられもない姿で。「ちょ、お前……何で下着なの?」 「……へ? ぅ、これは違くてッ! み、見るなよパ、父さんッ!」 雪音がまた過去に飛び、下着姿のまま追ってきたという鈴音。異能はもう使えないはずなのに、雪音はいったいどこへ何しにどうやって? 新たな家族も迎えて贈る、ちょっと不思議で温かい、第6回GA文庫大賞奨励賞受賞作、待望の第2弾。 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

40
異能はもう使えないはずなのに、今朝未来へと送り返したはずの鈴音が再び現れて、雪音がまた過去に飛んだことを告げられる第二弾。今巻は過去とどう向き合うかがテーマで、特殊な異能を持った新しい家族・時音も登場。双子が奔走した展開から過去もまた家族みんなで向き合い、前向きに受け止められるようになったお話は良かったですね。今回の決着で生じた流れから次巻は意外な新展開になりそうですが、遼太郎の傍らをガッチリキープして多少のことでは動じない幼馴染・亜梨亜の存在感が大正義過ぎて、今後も波乱はなさそうな気がしました(苦笑) 2015/02/14

晦夢

28
鈴音が遼太郎に助けを求めて再び未来からやってきた。雪音を追い遼太郎たちは過去に飛ぶ。という訳で新たな家族も増え、異能も大盤振る舞い。それでいいのか。まあそこでまた違う問題も出てきて面白くはなりそうだけど。タイムパラドックスが凄いことになってそうだけどねw なんで最初から椿ごと連れて帰るという選択肢がなかったのか。とりあえず鈴音がめちゃくちゃ可愛かった。セーラー服姿の阿梨亜くっそ可愛かった。温かい物語。なんにせよ親父にしろ阿梨亜が死んだ時の遼太郎にしろ勝手にいなくなるのは最低ってこと。次巻も楽しみ。2015/02/20

giant★killing

25
前巻がキレイなお話だったので今巻が蛇足にならないかものすご〜く心配だったのですが杞憂だったみたいですね^ ^。内容は未来に送り返したはずの鈴音が遼太郎の時代にやって来て雪音が消えたコトを告げる。それを聞いた遼太郎は阿梨亜と共に新たな未来の娘時音の異能により雪音が飛んだ過去に向かったがその過去は遼太郎にとって忘れたい辛い時間で…。さて今巻は鈴音回。ストレートに感情を剥き出しにする雪音に隠れてはいるけど彼女も間違いなくファザコン^ ^。素直になれないところがまた可愛いですね。→2015/02/17

半熟タマゴ

24
鈴音のターンきたー。遼太郎の事をパパって呼ぼうとするのをためらうのは恥ずかしいからかな。途中から父さんとパパが混じっていて、でもそれに本人が気がついてない所が可愛い。今回は鈴音の魅力が満載でさらに鈴音の事が好きになりました。そしてラストは、未来が変わってしまったのではないかと不安になってしまう終わり方でこの後どんな展開が待っているのかすごく気になる。早めに3巻が読めるといいな。2015/02/18

真白優樹

24
何故か過去に飛んだ娘を追い二年前の過去に飛ぶ今巻。・・・そんな理由で飛んでいいのだろうか、あと新たな娘すげーや・・・それはともかく今回も難しいテーマが示され前回は未来を変えたが今回は過去を変えるか否かの選択を迫られる。・・・例え偽りの関係だとしても変えてはいけない未来がある、家族とは一体なんなのか。大きなテーマが示される中で今回は揺るがぬ家族愛が光り、双子たちが奔走し遼太郎は憎んでいた父親と向き合う。・・・今回も美しく素晴らしい、やはりこの作者さんは力があるな。 次の「現在」が楽しみ。次巻も楽しみである。2015/02/15

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