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内容説明
師匠・由井に教わりだして
初めてとなる他のプレーヤーとのセッション。
全力で吹く大が、音楽の新しい段階を垣間見た時、
その音が別な力を帯びていくーーーー
そして、育った町を出ること決意し、
友達、師匠、父と兄妹に別れを告げる。
それぞれの強い想いに送り出された大はーーー!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
69
ジャズプレイヤーになるために高校卒業と同時についに上京する大。上京前に家族に演奏を聴かせるシーンや、師匠との最後のレッスンでの会話は涙モノでした。完璧アウェイの上京でも、新たな出会いが待っているに違いありません。大の更なる成長に期待したいです! 2015/01/09
keroppi
66
この巻で映画の最初の頃に繋がる。東京でのスタート。苦しみながらジャズに突き進んでいく。そして、彼を支える人たちも登場してくる。ここまで無料で読めたけど、後も読んでみたいなぁ。2024/03/13
hiro
62
閉店後のスーパーで父、兄と妹向けのライブ、初ライブの時のあのおやじ佐藤さんも「ギャフン」と言わせ、そして師匠の由井には「ジャズを好きでいろよ。」と、みんなに背中を押されて、いよいよ大は世界一のジャズプレーヤーを目指して上京する。東京でも一直線の大の性格は、人を引き付けるようだ。東京での大の成長が楽しみなので、もちろん次を読みます。2018/04/30
くりり
57
ぎゃふん(笑)、妹、父親、兄、師匠、先生、友人、そして三輪さんとの別れ、いい別れと旅立ちが出来てよかった。そして出会い、転がり込むんだね(笑)2015/12/29
めしいらず
56
音と自分が、自分の音とバンドの音と聴衆とが、演奏を通してどんどん繋がっていく感覚。一体感の高まりが更に互いを刺激し合い、その時その場だけの目を瞠るエモーショナルなソロを生むのだ。技巧は未熟であっても、聴く者の感情をゆさゆさと揺さぶる音はある。また、夢を目指す者の覚悟と、それを応援する本当の意味を理解し、同じように覚悟を決め背中を押す家族の思い。夢を追う者が必ずやぶつかる壁のこと。蕾のまま咲けずに立ち枯れる花。好きなことをいつ如何なる時も好きであり続けることは至難なのだ。後もう一つ。夢を追うってお腹が空く。2017/07/11