講談社文庫<br> 無花果少年と瓜売小僧

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講談社文庫
無花果少年と瓜売小僧

  • 著者名:橋本治【著】
  • 価格 ¥705(本体¥641)
  • 講談社(2015/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061842359

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内容説明

11月の真ン中辺に“家を出たい”と思った磯村くんは、12月8日に高幡不動のアパートに引越し、1月10日には木川田くんも同居。磯村くんは、木川田くんが「じゃァ一緒に住まない?」って言ってくれるのを待ってたんです……。無花果少年・磯村くんと瓜売小僧・木川田くんの「桃尻娘」シリーズ第4部。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tsukamg

2
先輩が好きだからいいやと、幸せに自己完結していられた木川田だったが、先輩は卒業してから、すっとこどっこい大学生になってしまった。磯村は傷ついた木川田に寄り添い、木川田は磯村に甘え、二人はつき合っているような感じになるのだが、木川田はそれでも先輩しか好きじゃなく、それ以外の人間はどうでもいい。磯村はそもそも好きになること自体がわからない。にも関わらずお互い「好き」と言い合ったり、一緒に住んだり、触れ合ったりする。この噛み合わなさこそが、二人を急速に大人にしていくようでもある。2024/07/23

2n2n

2
今の言葉で表わすなら、一種のBL小説にカテゴライズできると思う、1985年初出の作品。それにしても心理描写が独特。『”好き”って、そんなに気持ち悪いことなんだって、磯村くんは思いました。(pp.462)』2011/05/29

くろいの

2
ポプラ社版が出る(出るのか?)前に、我慢出来なくて、本棚の奥から古い講談社版を引っ張り出してきて読んじゃった。シリーズ初の、神の視点…っていうか、橋本治視点で描かれる物語。久しぶり(20年ぶりくらい?!)に読むと、なんとまあ心理学の本みたい。切ない。哀しい。情けない。愛おしい。2011/04/11

乙郎さん

0
高校の頃に。

ちんもくん

0
シリーズ読んだことは無いのですが。 語り口が独特で夢の中のような感覚でした。 なんだか磯村くんは好きになれない。 2018/02/12

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