内容説明
卓抜な着想。緻密な論理。大胆な展開。地球時代の日本が生んだ独創的思想家の知的構築。 <目次> 情報の文明学/情報論ノート/メディアとしての博物館
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
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わたくしが文化産業、文化資本、文化政策の 関係性を玉子の構造になぞらえて考えたように、 先達の梅棹先生も、情報産業論を展開された際、 動物発生学を応用された(51頁~他)。 胚葉概念。 産業発展の三段階に該当するような説明。 梅棹先生の知識産業を振興になるには、 読書会がその基盤となるのである。 博物館は産業としてじゅうぶんなりたつ(134頁)。 期待産業なんてことばは梅棹先生独自の概念であろう(186頁~)。 グリーン車と普通車の違いで、快適さにおける期待に 支払う金額が違うのである。 2014/05/02