内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
おしゃれ大好き女子の「まっちゃん」は、お茶の稽古を始めました。ある日、ささいなことから友だちとけんかに。もやもやしたままお稽古に行ったまっちゃんは、お点前の最中、何かのはずみでタイムスリップ、平安時代のお姫様にお茶をふるまうことになりました。でもよく見ると、そのお姫様はけんかした友だちにそっくりで……。人を思いやることの大切さをお茶から学んだまっちゃんの体験を通じ、茶道の魅力をわかりやすく伝える児童書です。裏千家茶道教授の監修のもと、薄茶平点前の具体的な内容もわかります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くみ
11
ファンタジー要素ありますが、メインは茶道のお作法。私は茶道の心得ないのですが、この心静かにお茶を立てられるようになるまで、かなり修行がいるんだろうなーと想像する。「こまったさん」シリーズの挿絵画家さんだと思って手に取ったら茶名持ってるくらい本格的にされてるみたいでなるほどと思いました。2021/12/12
shiho♪
8
勤務校では日本の伝統文化に触れる授業が6年生であり、茶道で何か参考になる本を探してました。 絵が可愛くて、見たことある絵だと思ったら、『わかったさん』シリーズの永井さんの作品だったのですね🎵 普段はおしゃれ大好きな現代っ子のまっちゃんが、着物を好きになったことから茶の湯のおけいこも始めちゃったお話。 この一冊で茶道の初歩がまる分かり。お道具やお点前の順番、千利休の教え「和・敬・清・寂」…私は茶道は全く知らない世界でしたが、とても勉強になりました。2020/09/24
ゆうわか
6
わかったさん・こまったさん以外に、おしゃれさんがいたのは知らなかった!茶道のお話。お作法の手順が細かく物語の中に出てくるので、その通りにやれば、お点前が出来そう。お花や和菓子の名前も出てくるので、季節でシリーズ化したら良さそうだなぁ。 お抹茶や和菓子の絵本や児童書がもっと増えて、身近なものになったらいいなぁ。2022/03/11
小紫
6
全くの初心者ですので、ひたすら取っ付きやすさを求めてたどり着いたのがこの本でした。児童向けとのことですが、私にはこれくらいで十分です。茶道の扉をちょっと撫でてみた、といった感じかも(笑)?!「和敬清寂」という四字熟語を初めて知りました。主人公や、お道具の絵がひたすら可愛くて気楽に読めたのが良かったです。《図書館》2015/01/27
如月
5
物語には、茶道の真髄となる精神が、描かれており、巻末には作法も、分かりやすく掲載。綺麗な絵に惹かれて、読んでみました。2015/03/04