内容説明
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756本のホームラン世界記録を達成し、国民栄誉賞第1号に輝いた王貞治。王のルーツを探り、その父・仕福の生まれた中国大陸を訪れた筆者が発見した「封印された秘密」。それは父から息子への「決して伝わらないはずの遺言」だった。二つの中国の間で翻弄されながら日本に生きる王貞治と父・仕福を描き、祖国とは何か、国籍とは何か、そして血縁とは何かを問う。第5回21世紀国際ノンフィクション大賞受賞作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うたまる
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「自分が帰化しても、自分が中国人であることはもう日本中の誰もが知っているのだから、いまさら帰化をしても仕方がない」……世界のホームラン王、王貞治とその父のノンフィクション。野球については最低限触れるだけで、主にそのルーツと人柄に焦点を当てていた。移民としてこの親子は間違いなく優等生。喜びも怒りも抑制し、発言は慎重、日本人との軋轢を徹底的に避けていたという。それが人格者だとの評価を得た訳だが、無邪気に喜んでいいものか。打席に立つたび”チャンコロ”と罵られたことは、日本人が忘れても彼は決して忘れないだろう。2022/09/21




