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内容説明
無意職論、欲望論、精神病理論、身体論、家族論、国家論、世界史論、資本論、貨幣論、記号論、芸術論、権力論…のすべてであるとともに厳密な哲学の書でもある奇跡的な著作の新訳。「器官なき身体」とともにあらゆる領域を横断しつつ、破壊と生産をうたう「分裂分析」は、来たるべき思考と実践の指標であり続けている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
42
『〈帝国〉』をはじめとしたその後の思想的系譜と社会運動への影響を考えると、現実と切り離してテクストだけを読むというのは難しい。本来は資本主義とその背後にある欲望の弁証法の批判であったはずだが、後続の思想は対抗のイデオロギーを打ち立てようとしているようにみえる。そこをギリギリ踏みとどまるために、本書のはっきりしない形式がとられている。作品分析のアイデアとして、「機械」に対するイメージの逆転はかなり有効ではないか。結局、社会を変えていくのは、文化活動を通してでしか成し得ないのではないだろうか。2023/09/22
非日常口
22
モル的/分子的、資本主義のもたらす切断、脱領土化、逃走線。ソ連崩壊で小さな差異は資本主義に呑まれてしまい、欲望を喚起する社会システムは未だに加速し、意味がない言葉遊びとイメージの組み合わせに意味があるように見せる装いは街中で散見される。他方、イスラム国関係の書籍と併読したためか、本書はその端々にイスラム国を考える上でのヒントが散乱しているように感じる。正直、およそ「読んだ」とは言えない状態なのであっているかもわからないが、少し別の書籍で迂回したあとに戻ってくるつもりだ。2015/02/04
しゅん
16
資本主義における「コード」の話は「逃げ切ったと思ったら資本主義の中にいた」のリアリズムを表していると思うのだけど、そんな素朴な理解でいいのか?経済と国家と性欲と家族と芸術と戦争を、エディプス・コンプレックスとは別の一貫性で語り尽くそうとすると、パラノイアとスキゾフレニアの対立に行き着く。引用の自由間接話法っぷりに國分功一郎『ドゥルーズの哲学原理』で語られていたことを実感した。アジ文的な文章の快楽と、ひたすら同じことを異なる言葉で繰り返す快楽性が本書のスタイル。だとすれば、その効果はなんだろう?2021/09/01
roughfractus02
11
パターンが持続不能の渦巻き宇宙に生きる統合失調症のクライアントにとってa motherはThe Motherとなる(G・ベイトソン)。本書でも全歴史は今ここの出来事であり、コード化の過程、言表行為、未開社会に潜在する原国家も今ここに生成する。トーテミズムとシャーマニズムを往還する動的社会(D・グレーバー)は戦争機械と合体し凝固して(本書はパラノイアと呼ぶ)資本主義の素地をなす国家を生む。生成する歴史ではベルクソンの記憶の円錐は竜巻となり、その渦の遠心力に乗る逃走がTheをaに変え、渦の停止がCsOに至る。2025/12/29
koke
11
機械の説明が分かりづらく、器官なき身体とうまくつながっているのかも疑問。こんなに期待されている概念なのに『千のプラトー』でフェイドアウトするし。肝心なのは機械が欲望によって常に接続されたり切断されたりし、組織化されもするが全体化に抵抗する可能性も常に残されているということだとざっくり解釈している。ささやかな希望といったところか。この両義性は『千のプラトー』にもあり、果たして熱血なのか冷めているのか。2023/06/07
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