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内容説明
頭の中に響いてくる、見知らぬ男の声に耳を貸した時、私の心臓は「彼」の発作と繋がれた!! 平凡な女性会社員・久我真咲(くが・まさき)は、夜ごとの幻聴が、実在する老人・武藤勘二(むとう・かんじ)の思考であると知る。同時に2人の心臓は不可解な同調(シンクロ)を始めるが、危険なことに武藤は、心臓病患者であった――――!! ある晩、ふとしたきっかけで真咲の同僚・立花(たちばな)に“ある疑惑”を抱いた武藤老人は、真咲に「ある計画」を持ちかけるが……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
8
まさにタイトルの如く、心臓がリンクした二人の主人公だけでなく、読み手としてもハラハラさせられる展開。この感覚がたまらなく心地良い。終盤、立花の秘密に迫る場面ではページを捲る手が止められない。真咲が時折幻視する場面が、未来視のような気がするのだけれど、そうなるとこの先の展開が恐ろしい。2012/08/18
JACK
6
○ 久我真咲には深夜0時から1時までの1時間だけ幻聴が聴こえる。聞き覚えのない男の声。精神科に行き、睡眠薬を処方してもらった日の深夜、真咲は、恐ろしい幻覚を見てしまう。そして、その幻覚の合間に聴こえる男の声は、自分が実在する生身の人間で武藤勘二という名前だと告げてきた。自分の身体に何が起きているのか、自分はおかしくなってしまったのか。そして、なぜこんなに心臓が痛いのか。かなり無理やりな設定だと思うが、内容は面白い。今後の展開が気になる。2011/08/08
ゆーちゃん
5
全く見知らぬ人と運命共同体になってしまったら…。命を共有する男女が行きつく先は一体…。絶えずハラハラさせられますね。男性老人と女性会社員という年の離れた2人ってのが良いんじゃないかと思います。自分で面白いマンガを見つけるのっていいですね。2013/02/17
Schunag
5
送り手の熱がギチギチに詰まった帯をみて購入(こういう装幀上の冒険を一般の本も試していいんではないのか)。謎めいて緊迫した本筋も非常におもしろいけど、弛緩の場面でのヘンなユーモアも素晴らしいです。2013/02/13
RE:PIRO
5
俺が女の子だったら、おっさんと心臓共有とかしたくないなあ・・・・・ 漫画のくせに小説ばりに設定がしっかりしている。 先が気になる作品です。2013/01/09