内容説明
独自の歴史眼で新しい日本史を紡ぎ出す井沢元彦、渾身の歴史シリーズ完結篇! 今回のテーマは、ズバリ「天皇」。なぜ鎌倉幕府成立時に、源頼朝は天皇家を根絶やしにしなかったのか。世界に類をみない「朝幕併存」という異常な支配体制の裏側には、「天皇教」という日本人独特の信仰があった。「天皇」が神聖不可侵な存在なのは、なぜ? この日本史最大の謎に鋭く斬り込んだ、大興奮の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
47
2010/10/5 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2014/9/20〜9/29 武士政権の誕生あたりを取り扱う。世界史でも珍しい、新権力の旧権力の粛正を伴わない日本史の特異性。こうやって指摘されると改めて不思議な特性をもっているんだなぁ、我々日本人は。2014/09/29
Tomoichi
5
あれ、もう完結編?コピペが原因だね。 源頼朝が「征夷大将軍」にこだわった理由は勉強になりました。2015/09/11
結城あすか
1
この巻で主に触れられてる内容は、頼朝が征夷大将軍に拘った理由、幕府が朝廷を滅ぼさなかった理由、そして武士に政権が移った理由ということかにょ。しかし、この本、奥州藤原氏の描写が中途半端な気がするにょ。源氏の先祖がかけた苦労を奥州藤原氏が掠め取ったので敵意を抱いていたとか言ってるクセして、肝心の奥州遠征の話は全然出て来ないにょ。あと、安易に穢れ思想とかそんなのを農耕民族の弥生人の特徴だとか言われても、その弥生人がやって来た朝鮮半島とか中国大陸の連中は全然そういう傾向があるわけじゃないんだからにょ。2010/10/24
Jimmy
0
今巻では今年の大河ドラマの平清盛から鎌倉幕府成立前後の状況が良く飲み込めました。2012/08/16
bay404
0
ケガレ思想、幕府と朝廷2011/02/16