内容説明
独自の歴史眼で新しい日本史を紡ぎ出す井沢元彦、渾身の歴史シリーズ第二弾! 今回のテーマはズバリ「日本」。日本人のルーツとは? そして、日本の成り立ちに秘められた謎とは!?『日本書紀』の記述に疑問を投げかけ、著者が再構築した新日本史から見えてきたのは、まったく新しい「日本像」だった! 天武天皇が天智天皇を…。そうだったの!?
目次
序章 井沢式「歴史を見るセンス」の養い方
第1章 日本人のルーツ、天皇家のルーツ
第2章 日本国の成り立ちと食料から見たその歴史
第3章 日本史の盲点は「諡号」にあり!
第4章 「天智」の諡号に隠された驚くべき意味!?
第5章 日本書紀がひた隠す半島を巻き込む天智/天武確執の謎
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
34
2009/11/12 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 2013/9/25〜10/4 井沢式第二弾。 日本人のルーツ、天皇家のルーツを考察。この辺りは以前から言われていることで目新しさにかける感じであったが、天智、天武、壬申の乱と朝鮮半島情勢に関する考察は素晴らしい。逆説シリーズでも同様の考察はあったのかな?忘れてしまった。2013/10/04
Tomoichi
5
折角内容は面白いのに繰り返しの内容にガッカリ。編集者が悪いね、これは。でも目から鱗の視点は、楽しめます。2015/08/28
eMI-sAN
4
★★★★☆【2007】日本人のルーツ、天皇家のルーツについて。天皇の諡号(しごう)・諡(おくりな)には色々な歴史のヒントが隠されているんだな~。どんどん興味が湧いてくる。●島崎藤村『破戒』。高木彬光『邪馬台国の秘密』。森鴎外『阿部一族』『舞姫』『帝諡考』。2016/05/18
結城あすか
4
古代の天皇の系譜に絡めて日本という国の誕生を論じてるという感じだけど、副題に「万世一系/日本建国の秘密」とあるわりには、とくに万世一系を論じてるようには思わないにょ。昔、確か豊田有恒の『異聞ミッドウェー海戦』を読んだ時から気になってた『扶桑略記』の天智天皇の記事を正面から取り上げているのとか、森鴎外の『帝諡考』に触れてるあたりが興味深かったかにょ。2009/12/05
けん
2
井沢の目が気にならなかった2冊目2010/07/03