内容説明
銀河に迫る颱宙ジェーン。このままでは、数か月で銀河が飲み込まれてしまう。そこで、我らがタイラー、この危機から脱するためトンでもない作戦を考えた。銀河を動かして颱宙ジェーンをやり過ごしてしまおうというのだ。それは、ラアルゴンの太陽、ARA―3を銀河の中央に移動させ、銀河移動のエネルギー源にする計画だった。計画は順調に進行し、このままうまく行けば銀河は救われる…と誰もが思った時、思わぬ横槍が入る。それは、ラアルゴンが過去に葬り去ったはずのシード教団であった。ARA―3移動のために建設されたワープフィールド発生装置に迫るシード教団の魔の手。はたしてタイラーたちは二重のピンチから銀河に住む人類を救うことができるのか? ※本作品は電子書籍化にあたりイラストを収録しておりません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
豚山田
7
再読。宇宙一の無責任男シリーズの正伝はここで完結です。3冊ずつ3部に分かれたエピソードでしたが、多彩なキャラクターが定着して盛り上がってきたのは2部から。勢いがついてからは6冊があっという間でした。7000年も未来の宇宙戦争ものですが、植木等の歌をオマージュしたであろうどこか古めかしい軽さが独特の世界観を醸し出し、ありきたりの素材がオリジナリティ溢れる作品に昇華していて今読んでも新鮮でした。またハッピーエンド至上主義的な展開がこの作風にマッチしていて読了感が爽快なのも魅力の一つでしょう。やはり名作でした。2014/04/19
青海老
0
遂に完結! 最後の方は、風呂敷がどういう風に畳まれるかってのは何も考えなくてもわかるので、ざざざっと読んでしまう。予定調和と御都合主義を楽しむだけの本になる。でもその安定感がいいんだな。話の筋だけを追って軍記的なウンチクをすっ飛ばしても問題は無い。蘊蓄はそこにあるというリアリティが大事で、中身は正直どっちゃでもええんです。しかし、怒涛の結婚ラッシュはたまげたね。少女漫画で売れ残りを全部くっつける作業のごとし。人が多いと要領よく捌いてもこうなるんだな〜という面白い例。収拾ついてよかったネ!2017/08/27
二分五厘
0
1994.8.1
すがし
0
ある意味自分にとっては原点2007/05/28
お~い
0
昔読んだ本