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内容説明
「メディアが報じない福島第一原発とそこで働く作業員の日常」、そして「この先何十年かかるともしれない廃炉作業の現実」を、あくまでも作業員の立場から描写。「この職場を福島の大地から消し去るその日まで」働き続ける作業員たちの日々を記録した、いま日本に暮らすすべての人たちに一度は読んでいただきたい「労働記」です。
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公開用本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
289
すごく緻密な説明で作業者がどんなことをしてるのかイメージしやすかった。なんとなく昔やってた引越しのバイトを思い出した。いつか原発が片付いて元の大地になればいいなと思った。2015/03/01
yoshida
161
東京電力福島第一原発で働く人々のルポ漫画。現場のベテラン作業員は地元の人々。自らが被災し郷里を失っても事故の収束の為に働く現実。多重下請けにより末端の作業員に行き渡る給料の少なさ。安全なところから、動かない一次下請けや東電社員。本書で、原発事故は収束などしておらず今も身近に危機がある事がよく分かる。東電社員はボーナス云々の前に事故現場で働くべき。原発事故を今も続く危機として認識するためにも、本書が発売された事は大きな意味を持つ。2015/03/14
ケイ
143
漫画は読むの苦手なので、絵はあまり入ってこなかったのだけど…、言わんとすることが、ただ伝わってくる。いちえふ=福島第一原発で働く現場作業員経験者の描く現実。シールド服を着ると、敵は放射能より密閉による暑さみたいだ。すぐに倒れて亡くなってしまう方もいるのだから。しかし、放射能には絶対に気持ちでなれてはいけない。目撃した事故後に生まれた野良牛は、報道ほど痩せこけても奇形でもなかった。いちばん酷く思ったのは、この機に乗じて荒稼ぎする業者。こういう現場で働く人をまとめる組織をしっかりして欲しい。2017/11/05
AKIKO-WILL
138
福島第一原子力発電所で実際に働いた著者が書いた労働記なので読んでいて色々勉強になります。漫画だから絵でも分かりやすかったです。今もなお終わるコトない現場で必死に働く人たちがたくさんいるんだと気づきます。2015/08/08
団塊シニア
95
半年間福島第一原発で作業員とした働いた労働記で漫画という形で忠実に日々の労働、生活が描かれてるので読みやすい、決してメッセージ性があるわけではないけど過酷な現場で収束作業をこなす原発作業員の姿が浮き彫りになっており改めて福島第一原発事故から3年経ってもいまだに収束してないのが理解できる内容です。2014/06/06