心と体が甦るタオイズム - 早島天來(正雄)遺稿集 無為自然の実践哲学

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心と体が甦るタオイズム - 早島天來(正雄)遺稿集 無為自然の実践哲学


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内容説明

「本書を通じて、多くの人々が人間本来の健康を取り戻し、毎日を楽しく、快適に生活されることが私の願いである。」これが著者早島正雄(贈り名は天來)から読者へのメッセージです。
 著者は、日本でタオイズム(老荘思想)、そして「気」が理解され、広まるうえで、多大な役割を果した人物です。いわゆる気功の原型である「導引」を「導引術」として確立し、「心と体」を甦らせ、回復させる、「気の力」による具体的な方法を広く教え、若き日から生涯に、のべ2万数千人の病人を直接に救ってきました。
 また、日本道観と道家道学院を設立し、深遠で、ともすると高踏的になりがちなタオイズムの教えを単なる古典の教養にとどめず、我執を取り去り、心を解放させる、実践的な生き方として、「洗心術」という形で、たくさんの人の悩みや不安を取り除き、人生を変えてきました。痛快で、含蓄に富み、そしてほっとさせられる、その講話や人生相談や文章は、いまも多くの人を引き付けています。
 本書は、その著者が、生涯を通じて説き続けていたこと、即ち、「人生を無為自然に楽しく生きよう」「人間はいつまでも若々しく生き、そして天寿をまっとうできる。」 「何事にも対立しない生き方こそ本来の道だ」「心と体は一緒に治す」「外を変えるには、まず自分を変えよ」そうした生き方と、老子を祖とする老荘哲学を解説した本です。心のとらわれを放ち、思い込みを捨て去り、心闊達に、自由に、心身が健康に生きる道を伝える本書は、著者の教えのエッセンスであり、多種の不安と心配事を抱えている現代人必読の書です。