内容説明
天才歌姫、女泣かせの楽師の餌食に!?
リィアは美貌と、歌い手としての天賦の才に恵まれて生まれた。しかしその歌声は神のみならず鬼をも呼び寄せてしまい、彼女は周囲から疎まれて育つ。
ついに生まれた里を追い出された彼女は、幼いころに唯一優しくしてくれた「近所のお兄さん」オビトを頼って王都に出る。
彼は次代の天下一の神霊楽士と目され、天才奏者として名をはせていたが、一方で組む歌い手を自分の楽器と呼んではばからない横暴な男としても悪名高かった。リィアは仕方なく彼に弟子入りすることになる。
そんな折、王宮でアイシャ王女の聖誕祭が執り行われるが、あろうことか王女が鬼に取り憑かれる事態になる。神に捧げる歌で鬼を祓うよう呼ばれたオビトとリィアだが…!?
鬼をも堕とす美少女天才歌姫とツンデレ天才奏者のコンビの行方は!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
13
リィアを別次元で取りあいっこする感じが楽しいです。どうもダダンが良すぎて、若干オビトの影が薄いのが残念。2015/05/09
ゆず湯
13
面白かった!「幽霊伯爵の花嫁」が大好きなのですごく期待して読み始めたのてすが、期待以上でした。幽霊伯爵より甘さがあるかも(o^^o)甘えてくるお師匠様には確かにキュンときちゃいます。リィアも逞しくてかわいくて、こういうヒロイン好きです。続き読みたいなぁ。2014/03/20
桐生飛鳥
12
面白かった。この作家さんにしてはクセのないヒロインで、所々やっぱりな言動はありましたが、ストレートな物言いが好ましかったです。脇役の活躍が少なく、不器量だという勘違いや大喰らいだという設定が活かされてなかったので、ちょっともったいないなと思いました。2013/12/30
t-snow
10
今回も普通とは外れ気味のヒロインとヒーロー、でも宮野さんの作品だとこれが大人しいと思えるのが恐ろしい。リィアの歌うことへの頑固さを自然体でもってるところ、好きだなあ。オビトの独占欲もかわいくて楽しく読めました2013/12/11
ネムコ
9
苦労系の主人公・リィアが「私はしたくないことをしたことはありませんし、したいことをしなかったこともありません」という良い性格なところが◎。神から鬼から男から、リィアってばモテすぎ(^^;)2014/03/21
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