内容説明
クロアチアはじめ、バルカン半島には美しい国がいっぱい。たとえば、香水用バラの産地ブルガリア、中世の伝統が息づくルーマニア、絶景の穴場リゾートのモンテネグロなど。著者夫妻は、効率よく移動するためツアーを利用し、名所巡りの合間にカフェの昼ビールで小休止。ふたりが3回に分けて訪れたマケドニアからギリシアまで計10か国をふりかえる。“夫婦で行く”旅シリーズ第3弾。電子版は写真をオールカラーで収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユメ
40
夫婦で行く旅日記シリーズ、今回の目的地はバルカン諸国だ。ボスニア・ヘルツェゴビナに今も生々しく残る紛争の傷跡には言葉を失う。それでも、清水さんが観光地としての魅力にも言及し、旅行記を「サラエボはチャーミングな街だからおすすめ」と前向きに締めくくってくれたことに安堵した。また、スロベニアの洞窟に唐突に貼られていた「がんばれ、東北。」のポスターには私も参ってしまった。こんな遠くの国の人までが日本のことを気にかけてくれている。ありがたいとしか言いようがない。これまでになくバルカンを身近に感じた。2018/11/17
Miyako Hongo
10
ヨーロッパの柔らかい下腹の旅行記。歴史が歴史だからもっとウェットな内容かと想像したが、逆にどこまでも淡々とした旅行記だった。とにかく目の前にある物を、極力そのまま受け止めようとしてる感じ。□ボスニア・ヘルツェゴビナとかで銃弾の痕まみれの建物見て、何も思わない訳がないんだけど、それでも淡々と観光地を巡り博物館を眺め、カフェでビールを飲む。ありがちな他人のツアー旅行の話、なのにきちんと歴史も押さえていて、結構核心に触れるような各国の印象なんかも語られている。□浅いような深いような、印象の定まらない本。2019/02/27
ガクガク
10
清水氏の海外旅行記第3弾。旧ユーゴの6カ国(スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、セルビア、マケドニア)とアルバニア、ルーマニア、ブルガリア、ギリシアの計10カ国のバルカンを巡る旅の記録。実は来月末に仕事でスロベニアに行くので、少しでも参考になればと読む。本書はお気楽な観光ツアーなので、さほど参考にはならなかったものの、スロベニアの国の雰囲気や国民性みたいなものは少し理解できた・・・あくまで清水氏の個人的な感想だけど。2013/08/22
みっちゃんondrums
7
どうしても「国」ということを考えてしまう。日本も問題山積みだが、それぞれの国が厳しい問題を抱えているのだと思う。アルバニアの章で、現地の若い女性のガイドが、観光に立ち寄ったある街に紹介するほどのものがないのが情けなくて涙ぐんだ、というエピソードがあり、同情した。観光もいいけれど、これらの国々を訪ねて、人々に会ってみたいと思った。2013/06/08
ちょろんこ*勉強のため休止中
7
ガイドさんがつくようなパック旅行の本で、体当たりな冒険や現地の人との深い関わりはなかったです。でもその国の歴史やうんちく、ミニ知識(クロアチアがネクタイの生誕地だとか)、遺跡や食事に対する感想はかなり書いてありました。これはこれで面白かったです。いつもバックパッカーな旅をしているので、年いったら楽そうなパック旅行もいいな~と思いました。写真はモノクロが数枚、各章についてるぐらいで物足りなかったです(^^;)2013/05/07
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