カドカワ・ミニッツブック<br> 富士山短歌36 富嶽三十六(冊)プロジェクト01

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カドカワ・ミニッツブック
富士山短歌36 富嶽三十六(冊)プロジェクト01


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内容説明

万葉集、新古今和歌集をはじめ、多くの人が富士山を歌に詠んできました。

柿本人麻呂・和泉式部・相模・紀貫之・伊勢・俵万智・賀茂真淵・慈円・山崎方代・会津八一・窪田空穂・岡本かの子・山部赤人・木下利玄・香川景樹・本居宣長・太田道灌・源頼朝・吉井勇・前田夕暮・徳富蘇峰・良寛・西行・若山牧水・三枝昴之・佐佐木信綱・源実朝・北原白秋・宗祇・与謝野晶子・正岡子規・水戸光圀・二宮尊徳・明治天皇・宗良親王・山岡鉄舟ら36人が詠んだ富士山。イラストは静岡県出身のしりあがり寿さん、編者の歌人・田中章羲さんも静岡県出身。本書の売り上げの一部は【富嶽三十六プロジェクト】を通じて、富士山の継続的な保全に役立てられます。【読了時間 約20分】


富士のねのけぶり絶えなむたとふべきかたなき戀をひとにしらせむ(和泉式部)

駿河なる富士の高嶺はいかづちの音する雲の上にこそ見れ(賀茂真淵)

たちならふ山こそなれ秋津すや吾が日本のふしの高ねに(水戸光圀)

晴れてよし曇りてもよし富士の山もとに姿は変わらざりけり(山岡鉄舟)

富士よゆるせ今宵は何の故もなう涙はてなし汝を仰ぎて(若山牧水)

見わたせば雲居はるかに雪白し富士の高嶺のあけぼのの空(源実朝)

万国の博覧会にもと出せば一等賞取らん不尽山(正岡子規)

世界文化遺産たる所以は短歌から。あなたもぜひ一首詠んでみませんか?