内容説明
帝都炎上。妖精たちの侵略。
第4回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作の帝都系異能スペクタクル、大幅スケールアップの第2幕!
帝都を恐怖に陥れた怪人三日月卿事件からちょうど一か月の今日。うだつのあがらない呪い師の僕・病葉久郎が働く怪賊城から、墓場博士が脱獄した。鬼灯機関を裏切り、都を炎上させた異能者が。僕の心中は穏やかではない。墓場博士? そんなやつのことはどうでもいい。僕の妹、病葉夕日が忽然と姿を消してしまったからだ。捜索に向かおうとする僕の前に立ちはだかるのは、異能者による異能者犯罪の摘発集団・鬼灯機関の敵対者――科学の力による異能者撲滅を目的とする団体、千燈機関だった。僕が墓場博士の脱獄を協力しただって? バカ言え、クソッ……! 僕はお世話になっている桜下卿の隠業秘書・思夜さんと怪力少女の小鳩ちゃんの力を借り、夕日ちゃんを救うために逃亡する。だがその僕が行く先々には敵が現れ、戦うことになる。空飛ぶ妖精、巨大な電人、首なしの騎士、そして墓場博士……。どんなに戦いで傷つこうと、絶対に、夕日ちゃんのことは、誰にも渡さない。夕日は僕の愛する――僕だけのものだ。
※※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
此渓和
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やっと夕日ちゃんが頑張ってきた感じ。姉らしいとこみせてくれてよかったですw2013/03/24
こうま
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★★★★☆2010/11/23
尚侍
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久郎の能力が「修行」という名目で使いやすく整理されたことで物語の流れがすっきりした印象。次巻以降へのつながりができたことで先が楽しみなシリーズになった。夕日ちゃんがもう少し活躍するようになればもっと面白くなりそう。今後に期待。2011/03/19
こま犬
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昭和の少年探偵団的な雰囲気?2011/02/25
仔羊
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色々なヒロインがそれぞれの能力を持っていてその中で久郎は散々な立ち回りだったことに乙。1管よりも改善されていた感じがあって良かったです。ネーミングやバトルは何となく古い感じが拭い捨てられなかったです(笑)兄よ、あなたはどこまで変態なのでしょうか…?2011/01/31