角川文庫<br> 愚者のエンドロール

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角川文庫
愚者のエンドロール

  • 著者名:米澤穂信【著者】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044271022

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内容説明

「わたし、気になります」文化祭に出展するクラス制作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。誰が彼を殺したのか? その方法は? だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した! さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ! <古典部>シリーズ第2弾! ※本電子書籍は通常版です。発売が終了した限定版とは書影画像が異なりますが、内容は同じものです。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

1330
映画制作にかかわる謎をめぐって、入れ子のような世界が展開する。未完成の映画にかかわる謎は、ただ推理のための推理であってはいけなかった。そこが、この小説に深みを与えていると思います。もちろんミステリとしてのお約束として、最後の最後まで気が抜けないし、あるいは後期クイーン問題がここに関わってくることも、十分考えなくてはならないでしょう。四人の古典部員が、それぞれの個性を発揮する物語となっていることで、ますますこの世界に引き込まれる思いがします。再読。約50分で読了。初読のときは、とてもこうは行きませんでした。2014/08/31

佐々陽太朗(K.Tsubota)

765
人の死なないミステリ、いいですね。今回は神山高校二年F組が文化祭に出展する自主制作ミステリ映画の謎をめぐる話。アントニー・バークリーの『毒入りチョコレート事件』へのオマージュともいえる作品。米澤氏のミステリに対する思い入れがひしひしと伝わってきます。ミステリ好きにはたまらんでしょう。事情通はウイスキー・ボンボンが出てきた時点でニンマリしたはず。それにしても第一作『氷菓』のあとがきにあった謎がまだ解けていません。米澤さん、もったいつけてくれるなー。(笑) 2012/06/25

射手座の天使あきちゃん

745
今回の狂言廻し役の江波さんて、ひっとして・・・ あっ、そうか アガサ・クリスティーの「Why Didn't They Ask Evans?」の「もじり」なのか!?(笑) 古典部シリーズ第二弾 ホータロー君 今回は、誰かさんにうまーく踊らされて、推理の域を超えちゃいましたねぇ、部員4名、それぞれに「いい味」出てて続きが益々楽しみで~す♪2011/02/26

扉のこちら側

690
初読。人の死なないミステリとしてよい展開だった。前作と弱冠印象が違って読みやすかった。ほうたるや産卵の誤字のような小さいところで笑ってしまった。2012/09/08

kishikan

674
前作(氷菓)が面白かったので、シリーズ第2弾を手にしました。さらに学園ドラマ色が強くなり、軽いノリだなぁって読み進めていたのですが、あにはからんや・・・。密室殺人?ややっ面白くなってきたぞ。今回はホータロー達の活躍に加え「女帝」の登場など神山高校のいろんな生徒が登場するので、注意深く読まないと頭の中がパニクリます。それに、事件の謎解きには、その背景にあるものも考慮しないといけないんですよ。さらに、ホームズ、クリスティなどミステリの知識も必要で、こりゃただの青春ミステリじゃありませんね。米澤さん恐るべし!2012/09/28

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