角川文庫<br> クドリャフカの順番

個数:1
紙書籍版価格
¥990
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
クドリャフカの順番

  • 著者名:米澤穂信【著者】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044271039

ファイル: /

内容説明

待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲――。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう! 目指すは文集の完売だ!! 盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに……。大人気〈古典部〉シリーズ第3弾! ※本電子書籍は通常版です。発売が終了した限定版とは書影画像が異なりますが、内容は同じものです。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価
 

imaitの本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

1113
再読。文集「氷菓」を売るだけの話しか覚えていなかったが、もちろん謎解きありでした。前2作と文体がかなり変わって、さらに読みやすくなった。文化祭という祝祭ムードのため、全体がポップで華やいだ雰囲気に包まれるが、そこに起こる謎。と、こういうパターンを考えるのは難しいのだろうけど、古典部あげての文化祭モードに、彼らが青春を謳歌していると感じる読者は多いだろう。3作目で、ついにこのシリーズも跳躍したのだなあ。と、つくづく思う。2014/09/02

佐々陽太朗(K.Tsubota)

676
コアなミステリファンにはクリスティへの崇敬を、そうでもない読者にはわらしべ長者的御都合主義を、この本はそんな楽しみを与えてくれる。『氷菓』、『愚者のエンドロール』、そして本書と巻を重ねるごとにおもしろみを増している。本書で瞠目するのは摩耶花と河内先輩との「漫研での評論は無意味なのか?」論争、そして入須先輩の「頼み事の極意」だ。どちらも読んでいて脳が活性化するのがわかる。脳がその栄養分たる知性に触れてよろこんでいるのだ。頭の良い人が展開する論理は読んでいて心地よい。これぞミステリの醍醐味。2012/07/14

射手座の天使あきちゃん

625
2巻まで読みました? じゃあ人間関係と背景はOKね、今回は舞台脚本風(「連番-人物-幕場」)ですよね? 小道具の使い方が光ります、カンヤ祭のしおり、作り過ぎた「氷菓」、「夕べに骸」、そして「わらしべプロトコル」の品々、これに絡むのが怪盗「十文字」 さてホータローは見事、難事件の謎を解けるのか!? それにしても学祭の雰囲気がよく出てて愉しかったです! 米澤さんの後書き、次の祝祭への伏線!?、「わたし、気になりますぅ!」(笑)2011/03/16

kishikan

621
古典部シリーズ第3弾。いよいよ神山祭。今回もホータローの活躍やいかに!と期待してたら、古典部4人の視点で進んでいくので、一瞬アレッと思ってしまう。とはいえ、話が進むにつれ文化祭の熱っぽい雰囲気や巻き起こる事件にのめり込んでしまう。事件の謎解きの面白さもさることながら、文集「氷菓」をいかに売るかという涙ぐましい努力、文化祭の出し物など、高校生だった頃の文化祭に賭ける意欲に懐かしさを感じるなぁ。確かに「十文字事件」の謎解きは、これだときついような気もするけど、アニメではどうなっているんだろう。気になる。2012/11/06

W-G

601
今のところ最高傑作。とはいえ、もはやミステリとしてではなく、学園物と捉えて楽しんでいる自分がいる。十文字事件よりも、わらしべ長者や才能・期待に関する問答のインパクトが強く、キャラクターの内面が深まってきたことで、シリーズの見え方に変化の兆しがある。人物の読み応えはある反面、十文字事件を起こした動機というか、選択した手段が目当ての人物に伝わりづらく、しかも犯人がわかっても、なおその意図が汲み取れない人多いんじゃないかというほど、やることが回りくどい。細かいところに手掛かりを散りばめる手腕はさすが。2025/09/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/580067
  • ご注意事項

最近チェックした商品