MFコミックス アライブシリーズ ささめきこと ８

著者名：いけだたかし【著】

KADOKAWA（2015/03発売）

• ISBN：9784840137539

内容説明

生徒会長選挙を前に、対立勢力に“噂”を流され妨害される純夏。その対策として挙がったのは――朱宮くんとのデート！？みんなの協力で、純夏はなんとか選挙当日を迎えるが……。「守りたい」「偽りたくない」「でもどうやって」理想と現実の間でせめぎ合う純夏と汐の気持ち。密やかな恋を描いた学園ドラマ、更なる一歩を踏み出して。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[星野流人]

生徒会選挙編終了、そして……突然提示された、別れ。生徒会選挙編は思わぬ形での幕切れ。 いよいよクライマックスも近づいてきたようで、切なさ全開。純夏の涙腺も崩壊。 全体的に大切なシーンの描写が雰囲気重視で描かれている感があり、それはもちろん作風としては良いんだけれど、しかしもうちょっとハッキリ描いてくれてもいいよなあ、とも思う。しかしそれを差し置いても、やはりこの空気は好きだ。 砧さん……かわいいな。 ７／10点

2011/02/26

[マギカ鍋]

人を好きなる事は素晴らしいと知りつつも同性同士となれば誰得の噂を安易に流し意識的無意識の暴力を振るい、さらに利権が絡めば戦略に投入する。そんな尻の穴の小さい社会であっても外れる事に恐怖する純夏。それは人の業なれど愛する汐の悲しみと気づけば我が身の痛み。その痛みに誓いを立てる純夏だったがバカ正直なまゆの不器用な想いが歯噛みする現実を生む。しかし純夏のもがく姿は汐に嬉しい勇気をもたらし意外でも相応しい新たな扉を開かせる。それでもまだ二人を阻むものは理解ある近親者ゆえの恩。その現実に純夏は将来を見据え始める。

2012/10/31

[takao]

あぁ，そういえば生徒会長に立候補したんだっけ？な8巻でした。あの辛い刻を経て，2人の気持ちが固く結ばれているように感じられて，こちらまで幸せになる，と言うか。純夏の啖呵がかっこよかったし，気持ちよかったです。だからこそ，汐も一歩踏み出せる勇気を持てたのでしょう。本当に言い関係だなぁ，と言うところで唐突に切り出された別れ。純夏がここまで自分を出せたのは，気持ちが通じているからだろうなぁ，と思いつつ，一体どうなっていくのか目が離せないです。いよいよ物語はクライマックス。幸せな結末を期待したいです。

2011/02/26

[東西]

いよいよ告白が来ましたねー　すばらしいです

2012/01/25

[しらたま]

「自分に嘘ついてもいい事ない」「もうこうなったら腹をくくるしかない」朱宮くん良いこと言う／そして風間頑張らんかい！と思ったら生徒会長立候補。演説で何か展開があるのかと思ったら特に何もなく。この作者結構こういうの多い気がするが、本当に書きたいのはこの後なのかな？

2024/01/06