角川ビーンズ文庫<br> 花神遊戯伝 ちとせに遊べ、この花世界

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角川ビーンズ文庫
花神遊戯伝 ちとせに遊べ、この花世界

  • ISBN:9784041015810

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内容説明

大切な緋剣の伊織。異形に変わった彼を取り戻すため、歪んだこの世界を変えるため、知夏は神にも反旗を翻す。絶望から何度でも立ち上がる“まれびと女神”の最後の戦いが幕を開ける――大人気シリーズ感動の完結巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐっち

40
まさか(でもないか)のあの人がラスボス!怒濤のラスボス戦、あの見開き挿絵のページでおおー!っとなりました。最初のほうの読みづらさが嘘のように一気読みです。表紙、最初の巻と構図は似てるのに、二人の関係が変わったのが一目瞭然、イラストの力も凄い。いいラストでした。2015/12/19

ばなな豆乳

19
力が入りません。完結してしまいました。このシリーズほどドキドキしたり苛々したり甘さに悶絶したり、人の心の闇を思い知らされたりした物語はなかったように思います。奇跡なんて起きない。都合のいいことなんて何一つ起きない。それでも前を向いて必死に駆け抜けた知夏にお疲れ様を。ほんとうに、お疲れ様。ああ、でも、まだお別れしたくありません。読み返しながら外伝を待ちます。2015/01/02

こめっこ

18
最初は主人公の口調になじめなかったけど、だんだん慣れてきた・・・。容赦ない試練に立ち向かう姿がよかったです。日本神話を元にしているらしく、色々な神様、種族がいて、話もだんだん面白くなってきた。異世界トリップはたくさんあるけど、いい物語でした。最後は一気に読みました。2015/05/13

ミィ

16
シリーズ10作目。完結。大切な緋剣の伊織。異形に変わった彼を取り戻すため、歪んだこの世界を変えるため、知夏は神にも反旗を翻す。最初は知夏が苦手で放置していたこのシリーズ。気付けば知夏の幸せを願いながら読むようになっていました。辛いことたくさんのお話だったけど、面白かった。2016/04/04

リタ

13
ずっと追いかけ続けた物語も、ついに最終巻。嬉し、悔し、愛し、涙のラストでした。世界は、過酷で非道くて残酷です。それはいつの時代もどんな世も変わらない。繰り返す。けれど、そこで生きる私たちは変わってゆける可能性を無限に秘めているのです。この物語はただの異世界トリップファンタジーじゃなかった。奇跡なんて全然起きないし、主人公はたくさんのものを喪い続けた。だけど、最後のページをめくった時、私は歴史が変わった瞬間を確かに見ました。あぁ、貴女はこのために。ひとひらの花びらが私の心にも舞い、私はそっと瞳を閉じました。2015/02/02

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