講談社学術文庫<br> 三国志演義 (四)

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講談社学術文庫
三国志演義 (四)

  • 著者名:井波律子【訳】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 講談社(2015/01発売)
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  • ISBN:9784062922609

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内容説明

西暦220年、後漢王朝の崩壊後、群雄割拠の時代の中から魏、蜀、呉の三つ巴の戦いへと発展した。その約1000年後。複数の「三国志」の物語や資料を整理・編纂し、フィクショナルな物語世界を構築してたのが、本書『三国志演義』です。中国文学に精通した訳者が、血沸き肉躍る、波乱万丈の物語を、背景となっている時代や思想にも目配りしたうえで、生き生きとした文体で翻訳した決定版です。(講談社学術文庫)

目次

登場人物紹介(第四巻)
第九十一回 瀘水に祭って 漢相 師を班し 中原を伐たんとして 武侯 表を上る
第九十二回 趙子龍 力めて五将を斬り 諸葛亮 智もて三城を取る
第九十三回 姜伯約 孔明に帰降し 武郷侯 王朗を罵り死す
第九十四回 諸葛亮 雪に乗じて 羌兵を破り 司馬懿 日を尅めて 孟達を擒う
第九十五回 馬謖 諫めを拒んで 街亭を失い 武侯 琴を弾じて 仲達を退く
第九十六回 孔明 涙を揮って 馬謖を斬り 周魴 髪を断って 曹休を賺く
第九十七回 魏国を討たんとして 武侯 再び上表し 曹兵を破らんとして 姜維 詐って書を献ず
第九十八回 漢軍を追って 王双 誅を受け 陳倉を襲って 武侯 勝ちを取る
第九十九回 諸葛亮 大いに魏兵を破り 司馬懿 入りて西蜀に寇す
第一百回 漢兵 塞を劫って 曹真を破り 武侯 陣に鬥わせて 仲達を辱しむ
第一百一回 隴上に出でて 諸葛 神を妝い 剣閣に奔りて 張こう 計に中る
第一百二回 司馬懿 北原・渭橋を占め 諸葛亮 木牛・流馬を造る
第一百三回 上方谷にて 司馬 困しみを受け 五丈原にて 諸葛 星を禳う
第一百四回 大星隕ちて 漢の丞相 天に帰り 木像を見て 魏の都督 胆を喪う
第一百五回 武侯 預め錦嚢の計を伏せ 魏主 拆ちて承露盤を取る
第一百六回 公孫淵 兵敗れて襄平に死し 司馬懿 病を詐りて曹爽を賺す
第一百七回 魏主 政を司馬氏に帰し 姜維 兵を牛頭山に敗る
第一百八回 丁奉 雪中に短兵を奮い 孫峻 席間に密計を施す
第一百九回 司馬を困しむ 漢将の奇謀 曹芳を廃す 魏家の果報
第一百十回 文鴦 単騎にて雄兵を退け 姜維 水を背にして大敵を破る
第一百十一回 とう士載 智もて姜伯約を敗り 諸葛誕 義もて司馬昭を討つ
第一百十二回 寿春を救いて 于詮 節に死し 長城を取りて 伯約 兵を鏖にす
第一百十三回 丁奉 計を定めて 孫りんを斬り 姜維 陣を鬥わせて とう艾を破る
第一百十四回 曹髦 車を駆って 南闕に死し 姜維 糧を棄てて 魏兵に勝つ

『三国志演義』年表四
第四巻の読みどころ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

48
遂に魏・呉・蜀が統一し、三国時代も幕を閉じます。驚異の物語が繰り広げられましたね。2022/02/13

鴨の入れ首

4
【年間500冊読破】諸葛亮の南征(225年)から呉の滅亡(280年)まで。本巻最大にして最後の見せ場は「五丈原の戦い」(諸葛亮の死)ではないでしょうか。諸葛亮没後の物語は長大なコーダ(終結部分)といって良いでしょう。長かった乱世も西晋の司馬炎によって統一されますが、これほどの大作を翻訳してまとめた訳者の力量には驚かされました。今後も繰り返し読みたいと思います。2025/01/27

荒野の狼

3
三国志演義の第4巻。カバー写真は葛飾北斎画の諸葛亮(MAK-Austrian Museum of Applied Arts/Contemporary Art.Photograph)。全120回のうち91-120回を収録。本書は西暦225年から280年の55年間だが、諸葛亮の死が234年で第104回(p329)なので、本巻の約半分にあたる部分は、10年弱の出来事に割かれ、残りの部分は、駆け足で、三国時代の終焉までを描く。2015/02/03

たぬ

3
★5 P80「王朗は(諸葛亮からの手紙を)聞きおわると、怒気が胸につまり、ギャッと一声叫ぶや、馬から転落して死んだ。P444「司馬昭が急いでたずねようとしたとき、司馬師はギャッと叫び声をあげたかと思うと、目玉が飛び出て息絶えた。」P642「いっせいにドッと宮中に押し入ると、岑昏を膾切りにして、その肉を食らった。」3、4巻ではまた、晩年の劉備や趙雲が暗に「年上は無条件で敬え」というか、頑固な老害っぽくなっていってたのも印象的。2017/12/25

Pustota

3
年表で見ると諸葛亮が死んでからが意外に長く、終盤は密度の低さを感じる。物語としては諸葛亮がヒーローであり、しかし史実で敗けが決まっているわけで、その中でいかに花を持たせるかというのが読んでいて面白かった。2018/03/15

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