内容説明
西暦220年、後漢王朝の崩壊後、群雄割拠の時代の中から魏、蜀、呉の三つ巴の戦いへと発展した。その約1000年後。複数の「三国志」の物語や資料を整理・編纂し、フィクショナルな物語世界を構築してたのが、本書『三国志演義』です。中国文学に精通した訳者が、血沸き肉躍る、波乱万丈の物語を、背景となっている時代や思想にも目配りしたうえで、生き生きとした文体で翻訳した決定版です。(講談社学術文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
48
三国時代に突入します。かつての主要人物もいなくなり、世代交換と言えますね。2022/02/13
amanon
5
六百頁超のヴォリュームに加え、夥しいまでの人の生き死や、様々な権謀術数、日常茶飯事のように行われる裏切りや寝返り。そしてそれと相反するかのように描かれる仁義や人情劇…とにかく一読しただけでは、その内容に関して俯瞰した見取り図を自分なりに頭の中で作成するのはほぼ不可能ではないかと思われるほど。また、闇雲に読み進める中で、ようやく以前に読んだ箇所の意味が鮮明になるということもあるのだから、本当に侮れないというか。個人的には終盤の南方民族との抗争がとりわけ印象的だったが、再読の際の感想は大きく変わる可能性が…2026/01/03
鴨の入れ首
3
【年間500冊読破】「劉備の入蜀」開始(212年頃)から「諸葛亮の南征」(225年)まで。第3巻で後漢王朝は終焉し、三国時代に突入します。関羽・張飛・劉備や曹操など、主要登場人物の大部分が退場し、世代交代が進むのもこの頃。主な見せ場は「白帝城」(劉備の死)の劇的な別れでしょうね。死に際にこそ、その人の生きざまが出ますね。続きも読みます。2025/01/26
荒野の狼
3
三国志演義全4巻のうちの第3巻。カバー写真は葛飾北斎画の張飛(MAK-Austrian Museum of Applied Arts/Contemporary Art.Photograph)。全120回のうち61-90回を収録。本書は西暦212年から225年をカバーし、これまで登場した英雄が次々に姿を消していくが、この期間はわずか13年間。2015/01/22
Pustota
3
曹操は赤壁で負けて以降あまりいいとこが無い。いい年して自ら最前線で戦ってやられそうになってるところは微笑ましいけど。関羽の死は大きな山場だと思うが、関羽自身がしばらく荊州にほったらかしで馬超や黄忠ばかり目立っているし、久しぶりに出てきたら発言が傲岸不遜で、それで味方に裏切られて死ぬあたりいまいちイケてない。死んでからも孫権を罵ったり呂蒙を呪ったりと、潔くない。計略にはまったとはいえ、お前さん戦で負けたんだろうと。周りに何を言われても正しく勝利を掴む陸遜には、魔術師じみた諸葛亮とはまた違った魅力がある。2018/02/28
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