内容説明
島中藩の藩内抗争は若君の剣術指南役が千坂道場に決しても収まる気配がなかった。道場に通う二人の藩士が何者かに惨殺されるに至り事態は泥沼化する。折も折、彦四郎は梟組という謎の集団が敵方に加わり、里美や花も標的にされていることを知る。敵方の真の狙いとは何か? 仁義なき戦いの行方は? 人気時代小説シリーズ、血湧き肉躍る第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
111
剣客春秋親子草「面影に立つ」3巻。前巻「母子剣法」で島中藩の剣術指南役を巡ってのお家騒動まだ終わっていなかったんですね、今回はお花ちゃんが命を狙われる事になり恐ろしい体験をしましたが、将来は里美さんを超える女剣士なるのでしょうか。 2016/07/11
いつでも母さん
8
久々の鳥羽作品。しかも１巻目『恋しのぶ』を読んでかなり時間をおいてからの２巻目３巻目と続けて読破なり。剣豪作家の面目躍如の感が大！で一気に読了。お花ちゃん、このまま成長したらどんな女性になるのか？すごいDNAを受け継いでいるよなぁ・・って、そっちの心配かい（汗）鳥羽作家、『助宿ももんじや』シリーズは進んでいるのだろうか？好きなシリーズなので首を長～くして待っているのだが・・2015/03/07
あかんべ
8
前巻で島中藩の剣術指南役を巡って、ねたみからずいぶん鬼斎流の者を斬ったはずなのに、また湧いてきたのね。藩士をこんなに殺していいの？おまけに背中を斬られたりしていると、逃げた、卑怯と改易？の危険も。2015/01/18
ひさか
3
2014年12月刊。シリーズ3巻め。殺伐感がますます増えて、ちと食傷気味に。藤兵衛と彦四郎で横薙ぎの太刀を破る工夫のシーンは面白かった。縄田一男さんが解説で最近作の妻恋坂情死行について触れられていたのが気にかかります。2015/02/24
Masayoshi Arakawa
1
20150526210 お祝いの連絡、有り難うございます。孫の写真は娘ののFbをシェアしましたのでご覧ください。さてと、主人公、彦四郎と義父藤兵衛との道場での剣の対策、前へ、前へ、進歩するんですねえ。しかし、何度も危機にあうお花の将来はどうなってしまうのか心配でしょうがない。2015/05/25
