出版社内容情報
ヒトラーの台頭はなぜ許されたか。ナチス政権移行前夜の市民アンケートを分析し、その生活と政治的志向を明らかにした貴重な記録。なぜヒトラーの台頭は許されたか――
ナチス政権への移行前夜の市民アンケートを分析し、その生活と政治的志向をデータから明らかにした貴重な記録。
批評理論と経験主義的社会調査(W・ボンス)
第一章 目的と方法
調査の目的/質問票の構成/アンケートの配布と記入/資料評価の方法/相関関係/症候群/回答拒否
第二章 回答者の社会的、政治的状況
個人的データ/生活水準/年齢、収入、職業/政治的グループの分類/この調査の標本能力の問題について
第三章 政治的、社会的、文化的態度
政治テーマに関する質問/世界観と生活態度/文化的、審美的基準/妻と子供に対する態度/社会的、個人的立場
第四章 パーソナリティ類型と政治的態度
政治観/権威に対する態度/隣人に対する態度/症候群および症候群構成/権威主義的態度、ラディカルな態度、反抗的態度/職業と出身
追補1 文体とパーソナリティ特性
追補2 アンケート
追補3 文献抄録
追補4 編集者注
追補5 表目次
参考文献
訳者あとがき
エーリッヒ・フロム[エーリッヒ フロム]
著・文・その他
佐野哲郎[サノ テツロウ]
翻訳
佐野五郎[サノ ゴロウ]
翻訳
内容説明
ヒトラーの台頭はなぜ許されたのか。ナチス政権への移行前夜の市民アンケートを分析し、その生活と政治的志向をデータから明らかにした貴重な記録。
目次
第1章 目的と方法(調査の目的;質問票の構成 ほか)
第2章 回答者の社会的、政治的状況(個人的データ;生活水準 ほか)
第3章 政治的、社会的、文化的態度(政治テーマに関する質問;世界観と生活態度 ほか)
第4章 パーソナリティ類型と政治的態度(政治観;権威に対する態度 ほか)
著者等紹介
フロム,エーリッヒ[フロム,エーリッヒ] [Fromm,Erich]
1900年ドイツ・フランクフルト生まれ。ハイデルベルク、フランクフルト、ミュンヘンなどの大学で学んだのち、ベルリン大学で精神分析を学ぶ。フランクフルト社会研究所を経て、1933年アメリカに渡り、のちに帰化。イェール、ミシガン、ニューヨークなどの大学で教鞭をとり、さらにメキシコに移住。1980年歿
佐野哲郎[サノテツロウ]
1931年生まれ。1959年京都大学文学部大学院修士課程英語学英米文学専攻修了。京都大学名誉教授
佐野五郎[サノゴロウ]
1935年生まれ。1959年京都大学文学部独文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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