オーバーラップ文庫 聖剣と魔竜の世界 5

著者名：サイトウケンジ【著者】/黒銀【イラスト】

オーバーラップ（2014/12発売）

• ISBN：9784865540079

内容説明

美影開発都市の危機を救ったカガリの前に、父親である月夜野エンギが現れる。
彼の正体は『六皇魔竜』のひとり『無限の円環・ウロボロス』。その魔竜の力は『未来予知』。
彼はカガリに予言する――アーリがザッハークを抑えられなくなることで訪れる“この世界の終わり”を。
そして“カガリの選択が世界の未来を決める”ことを。
カガリが選ぶのは、灯花と共に生きる『聖剣の世界』か？ それともアーリと共に歩む『魔竜の世界』か？
「さあ、選択しろ――月夜野カガリ」
究極の選択の先に待ち受ける未来とは一体！？――夢と現が交錯する第５章。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

聖剣の灯花を選ぶか、魔竜のアーリを選ぶかカガリの選択が未来にどんな影響を与えるのか示す回。さらっと父親が六皇魔竜の一体である事を明かしたり、急にカガリが国を作り出したりとこれまでの伏線を無視した展開には驚いた。まぁ今回のは夢オチという訳ですがどちらかを選べばどちらかがいなくなる事が分かった中でカガリがどんな決断を下すのかが楽しみ。

2014/11/28

[水波]

あらすじからついに最終巻だったと思ったらバリバリにまだ続いていた。といっても、次巻が最終巻かな？今回はカガリに対して選択肢が課されるもの。どっちを選んでも失ってしまう。一体カガリはどの選択肢を選ぶのか。次巻が楽しみです。

2014/11/28

[Alkenshel]

聖剣の世界と魔竜の世界、どちらにそういう選択肢はカガリに迫る展開。タイムリミットは徐々削られる、究極の悪竜の目覚めると避けられない戦いと決着。駆け足感はあるが面白さが適当に確保できた。伏線もまだありますね、エクスカリバーの正体とかバベルの力とか。もっとイチャイチャ見たかったが仕方ないみたいですね、だってラスボスは近づいてくる。最終決戦の覚悟と決断は重要視しないとダメ！あと、ダイジョブだラスティ姉ちゃん。いつか、あなたはカガリのものになります、メチャメチャにする。アーリ様言ったよね、貴方と浮気しちゃOK！

2015/12/09

[石束鳳碩]

灯花を選んだ場合とアーリを選んだ場合を半々にして一つの巻にまとめているので質の悪いダイジェストエンドを見せられた気分。どっちか一方を選んだ場合片方は後味の悪い結末に必ずなります、だから二人一緒の道を選ぶって形を次にするための前座巻。なんか巻が進むごとに話のシナリオ自体はかなり雑になってる印象を強く受ける。

2015/06/04

[F.ｋey]

こういうかたちでマルチエンディングにするのかーと思ったらまだ続いてたでござる。どちらを選ぶにしろ、周りにいい人材が集まるのは人徳もあるかなぁ。しかしそのどちらも完璧なハッピーエンディングが見えないのも事実っぽいので、その状態から続きをどうまとめていくか楽しみ。

2014/12/01