内容説明
浅草の仲見世通りから少し外れると、懐かしい雰囲気の和菓子屋が見えてくる。店主の栗田は気風のよい青年で、まだ若いが腕も確か。昔馴染みにも支えられ、それなりにやっていけているようだ。 最近、栗田がそわつくことがあるらしい。どうも、可憐な女性がよく店に訪れるからとか。葵はたいそう和菓子に詳しく、栗田すらその知識に驚くことがあるという。 下町の当たり前の毎日でも、悲喜こもごもはある。この店はそういうことに縁があるようで。二人はなんだかんだで関わることになってしまう。和菓子の優しい味わいがもたらす、今日の騒動は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
172
お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 2巻。気持ちがほんわかと暖かくなります、和菓子が食べたくなりま~す。今回葵さんの苗字がわかりましたが依然謎の女性ですが、仁さんと良いコンビです、3巻も楽しみです。2015/05/31
いーたん
127
雷おこし、饅頭、桜餅の三つの和菓子が出てきました。どのストーリーも心温まるものがありましたが、特に桜餅が印象深かったです。桜餅はいままでも食べる機会はあったのですが、桜の葉を食べることにどうしても抵抗を覚えていましたが、素直に食べてもいいかなぁと思えました。今回、葵さんのことが少しだけ掘り下げられました。次回はもう少し踏み込むことになるのでしょうか。そして和菓子が食べたくなってきました。2014/11/05
Yoshihiko
120
「おこし」も「桜餅」も関西出身関東在住の私には興味深いお話でした。葵さんの謎は気になりますね。2016/04/04
たるき( ´ ▽ ` )ノ
117
うんうん、今回もほっこりさせてもらった♪葵さんがどんなものを抱えているのか、次巻では明らかになるのかな?先が気になる!2015/07/01
ゴンゾウ@新潮部
108
下町を舞台にした和菓子屋のはなし。物語自体は単純でわかりやすい。もっと深みがあっても良いのでは。東京と大阪の味の違い、和菓子の知識が広がった。葵さんの謎が気になりました。2016/12/04