日本人も悩む日本語

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日本人も悩む日本語

  • 著者名:加藤重広【著】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 朝日新聞出版(2014/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022735836

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内容説明

言葉は進化する。十数年前まで眉をひそめられていた言葉は、あっという間に辞書に載り、人々の定番の使用例となっていく。本書では、なぜこうした誤用が生まれ定着していくのかをはじめ、日本語の複雑な世界を豊富な事例で解読する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

minimu

13
図書館。正解と誤用の間のグレーゾーンは、広くて深い。「○○は正しい、××は間違い」とただ覚えておくのではなくて、なぜそうされているのか、他にどんな表現ができるかと、この本のように考えてみると自分の語彙に幅が生まれる。また、言葉は結局のところ人とのコミュニケーションのツール。相手と状況に合わせた言葉づかいができるということが、品があるということなのかもしれない。2015/01/19

マリリン

11
時代と共に日本語の「正確な」基準も変化してゆくのだと改めて思った。ふと思ったのは、職場のかなり年配の男性まで「は~い!」という返事をするようになったのはいつ頃からか…。上司とこの話題になった時、今ではみんな使っていますよ、と言われた。私が時代に乗り遅れた人間なのか(笑) 2017/02/04

ヒロ

7
非常に勉強になるが、本当に何かの参考書を読んでいるような気分にもなり、中々読み進まず。あまり真剣に読み込まず、薀蓄本ぐらいの感覚で読んだ方が良かったかも。様々な言葉の誤用を紹介しつつも、それに寛容な態度に好感が持てた。歴史的、文法的に正しくても、それが誰にも伝わらないなら意味をなさないですもんね。とはいえ、間違いと知らずに乱用するのも恥ずかしい。正しい知識を持ちつつ、イレギュラーも受け入れる柔軟な思考が大切。言語教育に携わる方には勿論、一般の方にも広く読まれるべき良い内容の本。定期的に再読したい。2016/01/19

Gamemaker_K

6
自分はストライクゾーンが広いので、言葉の変化には寛容かつ従順な方だ。それだけではなく、定着してない誤用にも寛容だ(ああ、こういう意味だろうなと推測して読む)。・・・なんて言うかな、「その言葉遣い我慢できない」というのは、言葉そのものではなく、その言葉を発した人に由来する感情じゃないのかなとも思ったりして。それにしても勉強になる一冊だった。2015/01/31

みどるん

5
正しさの押しつけが無い。誤用の生まれる様々な理由を説明され、どこまでが許容されるのかを考えるのもおもしろい。許容されないものすらも、数の暴力で押し切られてしまうものもある。言葉にも進化論が当てはまるのかもしれない。2016/01/06

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