内容説明
いじめという暴力、つまり犯罪を容易に肯定する子たちの意識は今「どうなって」いるのか? 平気で隠蔽しようとする学校、教育委員会、自治体。見向きもしない警察。クラスメートも次のいじめのターゲットになることへの恐怖で、簡単に口を開こうとはしない。被害者、加害者問わず、子どもが犯罪に巻き込まれないために、保護者や地域の人々が何をしたらいいのか。『人を殺してみたかった――愛知県豊川市主婦殺人事件』等の著作で加害者少年の膨大な「供述」を取材した著者だからこそ書ける、きれいごとではない、リアルに根ざした提言。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
貧家ピー
1
少年法の厳罰化がメインの内容か、そういう意味では題名とはちょっと違う内容と言える。重複があったり章毎のまとまりに欠ける気がしたが、雑誌等に掲載されたものをまとめたようだった。2025/02/14
じょるじ
1
起きてしまった現実は被害者にとっても加害者にとっても周囲の人達にとっても決して無かった事にはならないし、忘れる事も出来ない。また、そうであってはならない。その現実を直視しなければならない。そして、一生その現実と自分なりに折り合いをつけていかなければいけないのではないだろうか、何故ならば、それまでの日常は二度と戻ってこないのだから。加害者の更正についても、現実を直視する事が絶対必要不可欠のはずだ。ましてや、主語の無い理想論なんか許されるべきでない。2014/11/17




