幻冬舎単行本<br> 夢子ちゃん

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幻冬舎単行本
夢子ちゃん

  • 著者名:青野春秋【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 幻冬舎(2014/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344026193

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内容説明

『俺はまだ本気出してないだけ』で40オヤジの悲哀を描いた青野春秋氏の最新作は、アラサー女子と公衆電話の切なすぎる物語。
14年間の引きこもり生活にピリオドを打ち、生まれ変わるために旅に出た“松田夢子 28歳”は、たぶんどこにでもいる女の子だった……。周囲との繋がりを断ち、自分だけの世界で生きることを決めた日までは。その時から、あっという間に14年が過ぎていた。束縛されない、傷つかない、顔色をうかがわない。自分の部屋という温室の中での自由な暮らしは楽しかった。でも、不安という暗闇とはいつも隣り合わせ。だからだろうか、いつの間にか少しだけ薬の力を借りなければ生きられない女の子になっていた。
誰に非難されたわけではない。ひとりきりの生活が寂しかったわけでもない。
ただ、外の空気を吸いたかっただけ。誰かと話をしてみたくなっただけ。
外に出れば何かが変わるかもしれない。
誰かと繋がれば、薬を必要とする私から生まれ変われるかもしれない……。
だから、彼女は旅に出た。小銭と大事な薬を握りしめて。

「大丈夫、きっと私は生まれ変われる。」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

モダン☆ポンチョ

5
夢子ちゃんに魅せられます。なんでしょう、これは。厄介そうなんですけれども。本編ではよく分からなくても巻末の対談(著者と、漫画アシスタントであり芸人コンビとの)で補完されます。2015/02/05

mino8

4
長いこと引きこもっていた女性が、家出、ひとり東京を目指す。それまでの生活を考えるとトンデモナイ冒険。公衆電話を見つけては毎夜だれかに電話しているみたいなんだけど、彼女の身の上に関してはわからないままに話が展開する。無口で謎めくところや、出会うアングラなひとたちの意外な反応がちょっと泣かせる。人は人によってちがう行動をしめすものだな、と。いい意味で。説明が過小なのもニューシネマっぽくてすごくいい!! 2014/09/04

阿輸迦

2
引きこもりの夢子が、昔の友達に会うために旅に出る。2023/12/11

うにやま=ゆぅ

2
★★★☆☆ 14年間ひきこもりだった夢子ちゃんが、あだ名しか知らない昔の友人を探しに旅に出る。全体的に優しさに溢れてはいるんだけど、不安感がつきまとう、そして最後…。穏やかだけどちょっとぞくっとする。2015/09/28

古本サバイバー

2
なんだったのか…2014/09/04

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