講談社学術文庫<br> 神曲 天国篇

個数:1
紙書籍版価格
¥2,255
  • 電子書籍
  • Reader

講談社学術文庫
神曲 天国篇

  • ISBN:9784062922449

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

『神曲』には、訳の古さ、原典の曖昧さ、訳語選択の問題など、それぞれに難点がある。しかし本訳は評価の高いペトロツキ版(1968年刊)を訳出の軸として、原典に忠実でありながら、平明な訳文を実現。訳注は、当該の見開き内に収め、読み易く編集。訳注、各歌解説には、世界的ダンテ学者として名高い故ジョルジョ・パドアンに師事した訳者が、『神曲』研究の最先端の成果を盛り込んだ。ダンテ『神曲』の訳本の決定版です。(講談社学術文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

48
3世界の旅はこれで幕を閉じます。神の力によりおさめられている十天からなる天国で、聖ベルナールの案内で神と会い見えるダンテ。神との合一を果たすのが印象的です。三位一体を直観し、3つの世界を巡る旅が終わるのは大団円ですね。2022/01/01

優希

47
地獄から始まった旅はいよいよ幕を閉じます。ベアトリーチェにより天国へ導かれたダンテ。神の力が横溢する十天からなる天国で、聖ベルナールの案内で神に出会うことで、三位一体の神秘を知ったのだと思います。キリスト教文学の最高峰であると称されるのも納得でした。2022/07/29

マウリツィウス

17
【《》】ディヴァイン=《プリズン》、コキュートス=「ジュデッカ」。18号機と13号機、エヴァンゲリオンと福音書、ギリシャ正教とロシア正教、福音主義とエヴァンジェリカル、欽定訳と英国【国教会】、シャーロック=ホームズとワトスン、ヒイロではなくバスカヴィルの民、シェイクスピアとシェークスピア、「トラップ」に「決まっているだろう」《?》。ストーン・《オーシャン》と「レクイエム」、【まだまだこれからだ】。ルシフェル/デュアル《=》システム「《覚醒》」へ。結局/決着はフィールド=オン=ラクール・《ホープ》。覚醒再臨2014/12/20

えみりん☆

15
地獄篇が一番面白くて煉獄篇・天獄篇と進むにつれて面白くなくなるとの感想をよく聞きますが、確かに地獄篇は多少読みやすい気はしました。冒頭の言葉「まっすぐに続く道はどこにも見えなくなっていた。」というダンテの絶望感は切実だったのでしょう。そして最後の「我が望みと我が意志を回していた、太陽と星々をめぐらす愛が、」に象徴されるようにキリスト至上主義。この後に起こる大飢饉による膨大な犠牲者、そんな中この叙情詩はヨーロッパで支持され続けたのでしょうか。解説付きでなんとか読了、年末に読むには良い本だったかも。2016/12/30

hikarunoir

12
神より彼女賛美に紙幅を割いて欲しかったが、通読して見えたのは、実写化に適し具体的な天体や世界のスケール感や、より古い神話との整合だった。2017/07/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8193064
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数3件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす